文献

J-GLOBAL ID：202002225061721494   整理番号：20A2608063

イオン液体溶液中のD-グルカンの応力-光学係数

Stress-Optical Coefficients for D-Glucans in Ionic Liquid Solutions

著者 (3件)： Horinaka Jun-ichi (Department of Material Chemistry, Graduate School of Engineering, Kyoto University) ,  Okawa Jun-ya (Department of Material Chemistry, Graduate School of Engineering, Kyoto University) ,  Takigawa Toshikazu (Department of Material Chemistry, Graduate School of Engineering, Kyoto University)
資料名： 日本レオロジー学会誌  (Journal of the Society of Rheology, Japan)
巻： 48  号： 4  ページ： 185-190(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： Z0961A  ISSN： 0387-1533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 単一ステップ剪断変形後の応力(σ)と複屈折(Δn)間の関係を,濃縮イオン液体溶液中の3つのD-グルカンセルロース,プルランおよびカードランに対して検討した。応力-光学則から予想されるように,各溶液に対するσは,応力-光学係数C_Rのみと非常に良くΔnにより適合することができる。セルロースに対するC_Rの値はプラスであり,絶対値はD-グルカンの中で最大であった。プルランもまたプラスのC_Rを持つが,絶対値ははるかに小さい。イオン液体中のプルランのC_Rはプルラン膜に近いことを確認した。他方,カードランは-のC_Rを示した。結果は,D-グルコースの反復単位間の結合がC_Rの符号と絶対値に非常に影響することを示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *グルカン ,  *立体異性体 ,  イオン液体 ,  *複屈折 ,  *応力 ,  *光学 ,  *係数 ,  プルラン ,  ガム ,  セルロース ,  絶対値
準シソーラス用語： *D-グルカン ,  連鎖 ,  *応力-光学係数 ,  カードラン

著者キーワード (5件)： D-グルカン ,  イオン液体 ,  連鎖 ,  複屈折 ,  応力-光学係数

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  レオロジー一般  (BL01011R)

引用文献 (13件)：

• 1) Horinaka J, Okuda A, Yasuda R, Takigawa T, Colloid Polym Sci, 290, 1793 (2012).
• 2) Inoue T, Okamoto H, Osaki K, Macromolecules, 24, 5670 (1991).
• 3) Okamoto H, Inoue T, Osaki K, Macromolecules, 25, 3413 (1992).
• 4) Inoue T, Osaki K, Morishita H, Tamura H, Sakamoto S, J Soc Mat Sci, Jpn, 52, 314 (2003).
• 5) Horinaka J, Hashimoto Y, Takigawa T, Int J Biol Macromol, 118, 584 (2018).

タイトルに関連する用語 (6件)： イオン液体 ,  溶液 ,  グルカン ,  応力 ,  光学 ,  係数