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J-GLOBAL ID:202002226947469385   整理番号:20A1720181

構造設計で用いるRC造有開口耐震壁の解析モデル

ANALYTICAL MODEL OF RC WALL WITH AN OPENING USED IN STRUCTURAL DESIGN
著者 (3件):
資料名:
巻: 85  号: 770  ページ: 575-583(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1.序論 現在の設計手順では,有開口壁の解析モデルは壁の開口周比に従って選ばれ,すなわち,0.4未満の開口周比の壁には壁モデルが用いられるが,0.4以上の開口周比の壁にはフレームモデルが用いられる。長い間,0.4の開口周比に関して不連続性の問題が指摘されており,最近,開口周比に無関係な共通モデルの必要性が強調されている。本報告では,有開口壁に対する4つの解析モデルによる解析結果を実験データと比較し,これらモデルの実現可能性を議論した。2.解析対象 解析対象は,曲げによる開口部破壊を有し,開口の無い2つの壁を伴う12個の鉄筋コンクリート片持壁である。これらの壁供試体の開口周比の範囲は0.2~0.44であり,7個の壁供試体は偏心して開口を施されている。偏心有開口壁の挙動は荷重方向に依存するため,これらの7個の供試体はデータプロットのため14個の供試体に計数した。3.解析モデル 次の4つの解析モデルを調査した。1)離散ばねモデル:このモデルでは,壁を開口の両側の垂直および水平部材を表す線形要素によって置換する。各線形要素は,多重離散ファイバーばねによって構成される。ファイバーばねの軸力-モーメント相互作用を自動的に考慮することができる。2)3本柱モデル:このモデルは,現在の設計手順において,開口周比が0.4未満の壁のために良く用いられる。壁を3つの柱要素に置換する。開口の影響は,剪断強さに対してのみ考慮でき,開口の位置に対しては考慮できない。3)材端曲げばねモデル:このモデルは,壁パネルの無い裸フレームに対して主に使用される。しかし,0.4以上の開口周比を有する有開口壁には,このモデルは,実現可能性の十分な検討なしでは役に立たない。4)分割3本柱モデル:このモデルでは,壁を開口の両側の垂直および水平部材を表す周辺部材に置換する。周辺部材は,上記で示した3本柱モデルによって置換する。4.結論 1)最大強度に関して,離散ばねモデルと分割3本柱モデルは,開口の大きさと位置の違いを反映して試験結果をシミュレートできる。3本柱モデルは,最大強度を大まかにシミュレートできるが,開口の位置の相違をシミュレートできない。試験結果と材端曲げばねモデルによる解析結果の間の強度ギャップは大きい。2)変形機構に関して,離散ばねモデルと分割3本柱モデルが,試験結果を大まかにシミュレートできる。(翻訳著者抄録)
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コンクリート構造 
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