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J-GLOBAL ID：202002229410680935   整理番号：20A1201877

Listeria monocytogenesに対するフマル酸塩の抗菌活性と酸性条件下でのその作用機序に関する研究【JST・京大機械翻訳】

Investigation into the antimicrobial activity of fumarate against Listeria monocytogenes and its mode of action under acidic conditions

著者 (2件)： Barnes Ruth H. (School of Chemistry, Food and Pharmacy, Department of Food & Nutritional Sciences, University of Reading, Reading RG6 6AD, UK) ,  Karatzas Kimon Andreas G. (School of Chemistry, Food and Pharmacy, Department of Food & Nutritional Sciences, University of Reading, Reading RG6 6AD, UK)
資料名： International Journal of Food Microbiology  (International Journal of Food Microbiology)
巻： 324  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： A0434C  ISSN： 0168-1605  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フマル酸のような有機酸は食品中の抗菌剤として一般的に使用されている。細胞内解離の古典的機構とは別に,弱酸は明確でない重要な付加的機構を通して活性である。その低い解離定数に基づくフマル酸は低い抗菌活性を持つと予想されるが,これは付加的な抗微生物作用を示唆するものではない。以前,フマル酸は大腸菌のGADシステムを阻害することが示されており,リステリア菌におけるこの系にどのように影響するかを初めて調べた。フマル酸は酸性条件下でリステリア菌に対して高度に抗菌性であることを見出した。細胞溶解物及び大腸菌と同様に,フマル酸はリステリア菌のGAD系を阻害することも示した。しかし,阻害にもかかわらず,大腸菌とは対照的に,リステリア菌はこれに対抗することができ,その不在と比較してフマル酸の存在下でより高い細胞外GAD出力(GABA輸出により測定)を達成することができる。後者は細胞外GAD系の主成分であるgadD2の転写の劇的な9.44倍の増加により達成される。興味あることに,マレイン酸塩のcis-異性体はフマル酸塩のそれよりも劇的な48.5倍gadD2アップレギュレーションをもたらすが,最終GAD_e出力は低く,マレイン酸塩がGAD系のより強い阻害剤であることを示唆した。対照的に,GAD_eは,同じpHでHClの存在下よりもフマル酸の存在下でより多くのプロトンを除去する。上記のすべては,細胞内GADシステム(GAD_i)または他の酸耐性システムと関連するかもしれないフマル酸塩による付加的効果があることを示唆する。著者らは,フマル酸によって影響されなかった細胞内GABAプールを見ることによってGAD_i出力を評価した。しかしながら,GABA_iプールに影響を及ぼすことができる複数の経路(例えばGABAシャント)があり,GAD_iが影響を受けることを決定的に示唆することができない。さらに,マレイン酸塩と同様に,フマル酸塩は酸性条件下でバイオフィルム中のリステリア菌を除去することができる。全体として,フマル酸塩は,毒性マレイン酸塩と比較して毒性がないリステリア菌除染と生物膜除去の良い候補である。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 陽子 ,  食品 ,  大腸菌 ,  塩酸 ,  有機酸 ,  *抗細菌作用 ,  抗細菌薬 ,  耐酸性 ,  *リステリア菌 ,  異性体 ,  生物膜 ,  アップレギュレーション ,  解離定数 ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： 汚染除去 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： リステリア菌 ,  フマル酸 ,  グルタミン酸デカルボキシラーゼ ,  阻害 ,  GAD ,  バイオフィルム

分類 (2件)： 食品衛生一般  (FJ01051H) ,  滅菌法  (EG02040C)

物質索引 (1件)： フマル酸

タイトルに関連する用語 (6件)： Listeria ,  フマル酸塩 ,  抗菌活性 ,  酸性条件 ,  作用機序 ,  研究