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J-GLOBAL ID:202002231476559280   整理番号:20A0846668

高光量と高温条件下におけるUlva ohnoiおよびUlva pertusa(アオサ科)の光合成と成長,日本の緑潮に対する意味

Photosynthesis and growth of Ulva ohnoi and Ulva pertusa (Ulvophyceae) under high light and high temperature conditions, and implications for green tide in Japan
著者 (9件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 152-160  発行年: 2020年04月 
JST資料番号: W0962A  ISSN: 1322-0829  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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大型藻類Ulva ohnoiは,日本の沿岸地域における緑潮のかなりの部分を占めるが,本種の生理学的特性についてはほとんど知られていない。緑潮の形成を促進する環境因子を調べるために,異なる水温における様々な放射照度レベルに対するU.ohnoiと他の一般的な日本種Ulva pertusaの応答を試験した。本2種は形態学的に類似しているため,PCR制限断片長多型法を用いて同定した。実験室条件下で,著者らは,光合成,暗呼吸,および相対成長速度を水温(5~35°C)および光合成活性放射(0~1000μmol光子m-2s-1)の範囲で評価した。U.ohnoiの最大総光合成速度はU.pertusaよりも大きかった。暗呼吸速度は,種および温度条件の間で有意差を示さなかった。500μmol光子-2s-1ではより高温において,U.ohnoiの相対成長速度はU.pertusaの同速度より大きく,20°Cで差異が最大であった。U.ohnoiとU.pertusaの推定補償放射照度および推定飽和放射照度は0.709~5.510と40.530~58.674μmol光子m-2s-1の範囲であり,他の潮間帯大型緑藻類の6~11と50~82μmol光子m-2s-1より低かった。したがって,水面近くで自由に動き,緑色潮汐内に蓄積するように存在するU.ohnoiは潮間帯の水柱で広範囲に生存することができ,さらに本種はこの状況で急速な成長を維持することができる。したがって,本研究の結果として,U.pertusaと比較して,内湾の干潟,河口および沿岸のような浅水域におけるU.ohnoiの生態学的成功が示唆された。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光合成  ,  植物生態学 

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