文献

J-GLOBAL ID：202002235349209108   整理番号：20A1853920

バイオミメティックによるタマムシの構造色の再現と応用

Reproduction of Structural Color of a Jewel Beetle by Biomimetics and its Application

著者 (2件)： 不動寺浩 (物質・材料研究機構) ,  針山孝彦 (浜松医科大学ナノスーツ開発研究部)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 93  号： 5  ページ： 149-153(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： タマムシの構造色を再現する模倣タマムシのバイオミメティック研究を行っている。タマムシより表面構造を転写したレプリカ表面にコロイド結晶薄膜を形成すると,入射光の一部が選択的に反射(可視光のブラッグ回折)して構造色が発色する。塗工対象物を粒径の揃ったコロイド粒子のサスペンションに浸漬し表面にコロイド結晶薄膜を成膜する。開発された塗工技術は凹凸のある湾曲表面にもコロイド結晶薄膜を成膜できるので多種多様な塗工対象物の表面の構造色の塗工が可能である。また,コロイド粒子の粒子径を変更するだけで,紫から赤まで幅広い色彩の構造色の塗工が可能である。新しい構造色の加飾法として期待できる。(著者抄録)

シソーラス用語： タマムシ科 ,  模倣 ,  コロイド ,  相転移 ,  自己集合 ,  Bragg反射 ,  *塗工 ,  屈折率 ,  *生体模倣 ,  構造色 ,  コロイド結晶 ,  Bragg回折 ,  薄膜形成 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： 成膜

著者キーワード (10件)： コロイド結晶 ,  構造色 ,  バイオミメティック ,  アルダー相転移 ,  自己集積 ,  Colloidal crystal ,  Structural color ,  Biomimetics ,  Alder phase transition ,  Self-assembly

分類 (1件)： 塗装・塗装設備一般  (YJ04010M)

引用文献 (17件)：

• 1)不動寺 浩:CSJカレントレビュー, 28, 72 (2018).
• 2)O. Karthus, ed., “Biomimetics in Photonics”, CRC press (2012).
• 3)木下修一:“生物ナノフォトニクス-構造色入門”, 朝倉書店 (2010).
• 4)H. Fudouzi: Sci. Technol. Adv. Mater., 12, 064704 (2011).
• 5)M. J. Domingue, A. Lakhtakia, D. P. Pulsifer, L. P. Hall, J. V. Badding, J. L. Bischof, R. J. Martín-Palma, Z. Imrei, G. Janik, V. C. Mastro, M. Hazen, T. C. Baker: PNAS, 111, 14106 (2014).

タイトルに関連する用語 (1件)： 応用