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J-GLOBAL ID:202002237338261927   整理番号:20A0370923

AKARI/IRCによる黄道放射の中赤外分光法

Mid-infrared spectroscopy of zodiacal emission with AKARI/IRC
著者 (10件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 110.1-110.24  発行年: 2019年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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惑星間塵(IPD)は最近,小惑星と彗星から供給されると考えられている。IPDの結晶粒特性は,原始太陽系の環境に関する情報を提供し,黄道放射スペクトルに見られる約10μmのケイ酸塩の特徴の形状から追跡できる。日本のAKARI衛星に搭載された赤外線カメラで得られた様々な天空方向における黄道放射の中赤外スリット分光データを解析した。機器のアーチファクトによる汚染を差し引いた後,高い信号対雑音スペクトルを得ることに成功し,全ての天空方向における9~12μmの範囲における過剰な放出特性の詳細な形状を決定した。全ての方向で平均した特徴形状と候補鉱物の吸収係数の間の比較によると,IPDは典型的に小さなケイ酸塩結晶,特にエンスタタイト粒子を含むことが分かった。また,異なる天空方向の間の特徴形状と関連する結晶粒特性のばらつきも見出した。特徴形状とダスト帯からの輝度寄与の間の相関の研究から,ダスト帯のIPDは大きな粒子に偏ったサイズ頻度分布を持ち,水和鉱物の兆候を示すように思われる。より高い黄道緯度でのスペクトルはより強い過剰を示し,それはより高い黄道緯度での視線に含まれる小粒子の割合の増加を示している。詳細な特徴形状の黄道緯度への依存性に焦点を合わせると,より高い黄道緯度でのIPDは小さな非晶質粒子に対してより低いかんらん石/(かんらん石+輝石)比を持つことが分かった。異なる天空方向におけるIPDの鉱物組成の変化は,IPDの空間分布が親体のタイプに依存するので,異なるタイプの親体からのIPDの異なる特性を意味する可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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星雲  ,  恒星 
タイトルに関連する用語 (2件):
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