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J-GLOBAL ID：202002238531493560   整理番号：20A2681830

再帰的意思決定を考慮した動学的土地所有形態選択モデル

A Dynamic Land-owning Pattern Choice Model with Bellman Equation

著者 (3件)： 小林里瑳 (東京大学) ,  小林里瑳 (日本学術振興会) ,  羽藤英二 (東京大学)
資料名： 都市計画論文集(Web)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (Web))
巻： 55  号： 3  ページ： 674-681(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U2068A  ISSN： 2185-0593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,長期にわたる土地所有形態に対する地主の投機的な行動を考慮した非集計的フレームワークを提案することにある.本論文では,ランダム効用最大化理論に基づくロジットモデル型の動的離散選択モデルを適用することで,時間割引率の推定が可能な動学的土地所有形態選択モデルを定式化した.提案したモデルのパラメータは,道後温泉地区の土地台帳をデジタイズする事で得た家単位の地主毎の土地所有履歴という実データを用いて推定した.推定結果より,時間割引率から地主の近視眼的な土地所有選択,また,道後温泉地区における主要な建築物である外湯施設からの距離パラメータからは時代によって選好する土地の位置が異なる事が明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： *意思決定 ,  取得 ,  *土地 ,  モデル ,  *土地台帳 ,  *ロジットモデル ,  選択モデル ,  離散選択モデル ,  土地取得 ,  *交通モデル
準シソーラス用語： 土地所有

著者キーワード (8件)： 土地所有 ,  旧土地台帳 ,  動的離散選択モデル ,  RLモデル ,  Landownership ,  Cadastre ,  Dynamic Discrete Choice Model ,  Recursive Logit Model

分類 (2件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S) ,  土地問題  (RD02020K)

引用文献 (22件)：

• 1) 小林里瑳, 羽藤英二, “EMアルゴリズムを用いた土地所有形態選択問題のモデル化,”都市計画論文集, vol. 54, no. 3, pp. 1245-1252, 2019.
• 2) R. E. Bellman, “Dynamic programming,” 1957.
• 3) J. Rust, “Optimal replacement of gmc bus engines: An empirical model of harold zurcher,” Econometrica: Journal of the Econometric Society, pp. 999-1033, 1987.
• 4) R. H. Coase, “The problem of social cost,” in Classic papers in natural resource economics, Springer, 1960, pp. 87-137.
• 5) W. Eckart, “On the land assembly problem,” Journal of Urban Economics, vol. 18, no. 3, pp. 364-378, 1985.

タイトルに関連する用語 (4件)： 意思決定 ,  土地所有 ,  形態 ,  選択モデル