文献

J-GLOBAL ID：202002239736124212   整理番号：20A2050965

周波数依存をもつ吸音境界を考慮した時間領域FEMによる音響解析-ADE法を用いたインピーダンス境界-

Acoustic simulations using a time-domain FEM dealing with frequency-dependent absorption boundaries-Impedance boundary using ADE method-

著者 (4件)： 吉田卓彌 (安藤ハザマ 技研) ,  吉田卓彌 (神戸大 大学院) ,  奥園健 (神戸大 大学院) ,  阪上公博 (神戸大 大学院)
資料名： 日本音響学会研究発表会講演論文集(CD-ROM)  (日本音響学会講演論文集(CD-ROM))
巻： 2020  号： 秋季  ページ： ROMBUNNO.2-5-9  発行年： 2020年08月26日 
JST資料番号： G0381C  ISSN： 1880-7658  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・TD-FEMによる音響解析手法では,主に吸音境界に周波数に非依存な局所作用境界が使用されており,吸音特性における周波数と入射角依存性は無考慮。
・補助微分方程式(ADE)法を用いた陰的TDFEMを提案し,音響管モデルを用いた理論値との比較から定式化の妥当性を示唆。
・本稿では,TD-FEMのための拡張作用境界開発の基礎として,周波数依存の局所作用性の吸音境界を扱う手法を提案。
・周波数依存の局所作用性インピーダンス境界を含む音場解析のためのADE法を用いたTDFEMを提案。
・アキュムレータの時間発展に用いる時間積分法として4次精度の陽的ルンゲクッタ法が十分な精度と安定性をもつことを示し,提案法を用いて様々な多孔質およびMPP吸音体の吸音特性を広帯域に扱えることを示唆。

シソーラス用語： *インピーダンス ,  音響分析 ,  *音波吸収 ,  周波数依存性 ,  有限要素法 ,  *建築音響 ,  音響設計 ,  *微分方程式 ,  Runge-Kutta法 ,  多孔質体 ,  *吸音材料
準シソーラス用語： 音響管 ,  音場解析 ,  吸音境界 ,  時間領域有限要素法 ,  *室内音響 ,  *微細穿孔板 ,  *補助微分方程式

分類 (1件)： 建築音響  (BB03080J)

引用文献 (13件)：

• T. Okuzono, et al., J. Acoust. Soc. Am., 132(2), 804-813, 2012.
• T. Yoshida, et al., Appl. Sci., 10, 3750, 2020.
• T. Okuzono, et al., Appl. Acoust., 151, 172-182, 2019.
• T. Yoshida, et al., Acoust. Sci. Tech., 41(4), 689-692, 2020.
• D. Dragna, et al. J. Acoust. Soc. Am., 138(2), 1030-1042, 2015.

タイトルに関連する用語 (7件)： 周波数依存 ,  吸音 ,  境界 ,  時間領域 ,  FEM ,  音響解析 ,  インピーダンス