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J-GLOBAL ID：202002239832551855   整理番号：20A0600105

海底地滑りによる津波の発生と地滑り諸元の関係に関する理論解析

FUNDAMENTAL ANALYSIS ON TSUNAMI CHARACTERISTICS GENERATED BY SUBMARINE LANDSLIDE

著者 (4件)： 由比政年 (金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系) ,  山本朗宜 (八千代エンジニヤリング株式会社) ,  木場正信 (株式会社エングローブコンサルタント) ,  上野卓也 (舞鶴工業高等専門学校 建設システム工学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_325-I_330(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海底面上の土塊運動による津波発生に関する最も基本的な条件として,水平床上における矩形土塊の剛体移動に誘起される津波を対象に,理論および数値解析を融合した多角的検討を行った.まず,非線形長波数値モデルを活用し,地滑り発生水深,土塊形状,移動速度・距離等を変化させた体系的数値解析を行い,津波波形や最大水位変動量と地滑り諸元との相関を明らかにした.次に,線形長波理論と質量保存則に基づいて,地滑り津波の空間波形を記述する理論モデルを構築し,陸向きに伝播する津波の発生効率について理論推定式とその支配パラメータを簡潔な形で誘導した.理論解と数値解は定性的・定量的に良く一致し,有効性が検証された.理論式から推定される地滑り諸元の影響は,既往の研究結果を統一的に説明でき,相似則検討の指針としても有用である.(著者抄録)

シソーラス用語： *海底地滑り ,  *津波 ,  理論 ,  数値解析 ,  長波【流体波】 ,  数学モデル ,  水位 ,  保存則
準シソーラス用語： 質量保存則

著者キーワード (5件)： tsunami ,  submarine landslide ,  analytical solution ,  similarity law ,  non-dimensional parameter

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

引用文献 (13件)：

• 1) Bondevik, S. J. Svensen, I., Johnsen, G., Mangerud, J., and Kaland, P. E. : The Storegga tsunami along the Norwegian coast, its age and runup, Boreas, Vol. 26, pp. 29-53, 1997.
• 2) 橋和正,今村文彦:複合型津波発生メカニズムの解明 -1998年パプアニューギニア津波を例として-,海岸工学論文集,第47巻,pp. 346-350, 2000.
• 3) 藤井直樹, 松山昌史, 森勇人:地すべりによる津波の平面水槽を用いた水理模型実験, 土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 74, No. 2, pp. I_145-I_150, 2018
• 4) Yavari-Ramshe, S. and Ataie-Ashtiani, B. : Numerical modeling of subaerial and submarine landslide-generated tsunami waves - recent advances and future challenges, Landslides, Vol. 13, pp. 1325-1368, 2016.
• 5) 土木学会原子力土木委員会津波評価小委員会:原子力発電所の津波評価技術 2016,803p,2016.

タイトルに関連する用語 (4件)： 海底地滑り ,  津波 ,  地滑り ,  理論解析