抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海藻藻場による炭素吸収量の推定のため,2019年9,12月,2020年1月に瀬戸内海の平郡島周辺海域において,大型藻類の現存量とアカモク,ジョロモクの1次生産量を13C法を用いて測定した.また,生産量は高いが分解されやすいという特徴を持つ植物プランクトンについても,同様に1次生産量を測定した.調査地は主にジョロモク,アカモク,ヤツマタモク,ノコギリモクによって構成されており,最も高いジョロモクの現存量は,2番目に高いアカモクの6~20倍であった.藻体重量あたりの1次生産量はアカモクの方が大きい傾向にあったが,現存量の大きさからジョロモクの方が藻場全体における炭素吸収に寄与していると示唆された.(著者抄録)