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J-GLOBAL ID：202002243313622175   整理番号：20A0781264

「美味しさ」に着目したきのこ栽培技術の開発-ナメコの味の数値化-

著者 (4件)： 増野和彦 (長野県林業総合セ) ,  城石雅弘 (長野県農村工研) ,  中村美晴 (長野県農村工研) ,  古川仁 (長野県林業総合セ)
資料名： 長野県林業総合センター研究報告  (Bulletin of the Nagano Prefectural Forestry Research Center)
号： 34  ページ： 81-94  発行年： 2020年03月 
JST資料番号： X0090A  ISSN： 1342-775X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 美味しいきのこの生産技術開発の第一歩として,味の数値化の可能性を検討した。その結果は以下のとおりである。1)味認識装置により系統間差,培地組成別,栽培形態別,収穫時期別,栄養材添加量別の観点からナメコ子実体の味の数値化を試みたところ,旨味,旨味コク,苦味雑味,苦味,渋味,渋味刺激が検出可能なことを確認した。これにより,ナメコの味の客観的評価手法として味認識装置が利用できることが示唆された。2)食味官能評価により培地組成別,収穫時期別の観点からナメコ子実体の味の数値評価を試みたところ,外観,えぐみ,舌触り,食感,旨味が生産条件による味の差を検出しやすい調査項目であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ナメコ ,  科学技術 ,  栽培管理 ,  技術開発 ,  *味 ,  形態 ,  系統差 ,  官能検査 ,  食感品質 ,  品質 ,  *分析機器
準シソーラス用語： 栽培技術 ,  数値化 ,  外観品質 ,  *味認識装置

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  野菜とその加工品  (FJ11020O)

引用文献 (7件)：

• 根田仁(1992),きのこの増殖と育種,農業図書,最新バイオテクノロジー全書7,21-33
• 古川久彦・大政正武・馬場崎勝彦(1992), 食用きのこの遺伝子組換え・品種改良試験法および品種登録法解説,林業科学技術振興所,51-53
• 馬場崎勝彦・増野和彦・本間広之(1999), 栽培きのこ菌株の直接凍結維持法,農業生物資源研究所,微生物遺伝資源利用マニュアル(5),3-20
• 都甲潔・飯山悟(2011),食品・料理・味覚の科学,講談社,2-24
• 池崎秀和(2013),味覚センサーによる味の見える化と味の最適化,季刊農工研通信No166,2-9

タイトルに関連する用語 (6件)： 着目 ,  きのこ栽培 ,  開発 ,  ナメコ ,  味 ,  数値化