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J-GLOBAL ID：202002247887493011   整理番号：20A1162424

花きの日持ち性の向上 収穫後の花きの生理と老化のメカニズム(1)エチレンとプログラム細胞死

著者 (3件)： 渋谷健市 (農研機構) ,  市村一雄 (農研機構) ,  市村一雄 (福花園種苗)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 95  号： 6  ページ： 481-489  発行年： 2020年06月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・花卉の老化におけるプログラム細胞死とエチレンに関する概説。
・細胞自らの遺伝子発現により自己を消去するプログラム細胞死としての花弁の積極的な老化およびオートファジーのプログラム細胞死との関連や役割。
・花の老化におけるエチレンの関与,エチレン生合成系と受容・情報伝達系,受粉によるエチレン生成の誘導と花弁の老化促進の関係。
・エチレンのプログラム細胞死遺伝子の発現への関与。
・花弁の脱離(離層形成)を促進させるエチレンの作用。
・チオ硫酸銀錯体や1-メチルシクロプロペンなどのエチレン阻害剤による花卉類に対する老化抑制効果。
・遺伝子組み換え技術を用いた花弁の老化抑制に関する研究事例の紹介。

シソーラス用語： *老化 ,  *植物ホルモン ,  *細胞死 ,  花卉 ,  オートファジー ,  チオ硫酸塩 ,  銀化合物 ,  植物成長調整剤 ,  遺伝子発現 ,  *プログラム細胞死 ,  チオ硫酸銀錯塩 ,  遺伝的組換え ,  分子遺伝現象 ,  アルケン
準シソーラス用語： 組換 ,  チオ硫酸銀錯体 ,  遺伝子組換

分類 (2件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  花き・花木  (FC03044O)

物質索引 (2件)： 1-メチルシクロプロペン ,  エチレン

引用文献 (76件)：

• Avila-Ospina, L., M. Moison, K. Yoshimoto and C. Masclaux-Daubresse. 2014. Autophagy, plant senescence, and nutrient recycling. J. Exp. Bot. 65: 3799-3811.
• 東未来・小野崎隆・市村一雄. 2017. ダリアの花の老化におけるエチレンの影響. 園学研 16(別2): 279.
• Battelli, R., L. Lombardi, H. J. Rogers, P. Picciarelli, R. Lorenzi and N. Ceccarelli. 2011. Changes in ultrastructure, protease and caspase-like activities during flower senescence in Lilium longiflorum. Plant Sci. 180: 716-725.
• Broderick, S. R., S. Wijeratne, A. J. Wijeratn, L. J. Chapin, T. Meulia and M. L. Jones. 2014. RNA-sequencing reveals early, dynamic transcriptome changes in the corollas of pollinated petunias. BMC Plant Biol. 14: 307.
• Chang, C. 2016. Q&A: How do plants respond to ethylene and what is its importance? BMC Biol. 14: 7.

タイトルに関連する用語 (8件)： 花き ,  日持ち性 ,  収穫 ,  生理 ,  老化 ,  メカニズム ,  エチレン ,  プログラム細胞死