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J-GLOBAL ID:202002248199370893   整理番号:20A0027598

食事誘発肥満における視床下部マクロファージ蓄積の細胞源【JST・京大機械翻訳】

Cellular source of hypothalamic macrophage accumulation in diet-induced obesity
著者 (7件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 1-10  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高脂肪食(HFD)上の肥満マウスは,全身エネルギー代謝を制御するための重要な領域である視床下部弓状核(ARC)における炎症の徴候を示す。これは,肥満関連視床下部機能不全の重要な機構として示唆されている。著者らは,骨骨髄由来マクロファージがARCに蓄積し,HFDへの慢性曝露による視床下部炎症を維持することを以前に報告した。しかしながら,視床下部マクロファージ蓄積の基礎となる機構は不明のままである。循環単球または骨髄前駆体が慢性HFD給餌時の視床下部マクロファージ拡大に寄与するかどうかを検討した。循環骨髄細胞を追跡するため,リゾチームM発現骨髄細胞(LysMGFPマウス)で緑色蛍光蛋白質(GFP)を発現するマウスを作製した。著者らは,これらの動物を用いてパラabと骨髄移植実験を行った。マウスにHFDを12または30週間投与し,視床下部のLysMGFP細胞を分析するために屠殺した。HFD給餌肥満マウスにおける視床下部血管透過性についてもエバンスブルーおよび蛍光標識アルブミンの血管外漏出を調べることにより試験した。発生時の視床下部へのLysMGFP細胞侵入のタイミングも評価した。著者らのパラabと骨髄移植実験は,視床下部血管透過性の増加にもかかわらず,慢性HFD給餌時に,肝臓,骨格筋,脈絡叢,およびレプト髄膜への循環LysMGFP細胞の有意な浸潤を明らかにしたが,視床下部ARCではそうではなかった。これらの結果は,循環単球の動員が食餌誘導肥満における視床下部マクロファージ集団の維持と拡大の主要な機構ではないことを示唆した。その代わりに,LysMGFP細胞がその発生時に視床下部に浸潤することを示した。LysMGFP細胞は後期胚期から視床下部に出現した。この細胞プールは出生直後に突然増加し,出生後2週目にピークに達し,離乳後の分布の成体パターンを採用した。骨髄由来マクロファージは主に出生後早期に視床下部を占め,慢性HFD給餌条件下でさえも,生活を通して循環単球の有意な動員なしにプールを維持する可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  細胞生理一般  ,  細胞膜の受容体  ,  生物学的機能 
引用文献 (27件):
  • J Clin Invest; Inflammatory links between obesity and metabolic disease; CN Lumeng, AR Saltiel; 121; 6; 2011; 2111-2117; 10.1172/JCI57132; citation_id=CR1
  • Cell Metab; Inflammation in obesity and diabetes: islet dysfunction and therapeutic opportunity; MY Donath, E Dalmas, NS Sauter, M Boni-Schnetzler; 17; 6; 2013; 860-872; 10.1016/j.cmet.2013.05.001; citation_id=CR2
  • J Clin Invest; Inflammation and insulin resistance; SE Shoelson, J Lee, AB Goldfine; 116; 7; 2006; 1793-1801; 10.1172/JCI29069; citation_id=CR3
  • Nature.; Inflammation and metabolic disorders; GS Hotamisligil; 444; 7121; 2006; 860-867; 10.1038/nature05485; citation_id=CR4
  • J Clin Invest; Obesity is associated with macrophage accumulation in adipose tissue; SP Weisberg, D McCann, M Desai, M Rosenbaum, RL Leibel, AW Ferrante; 112; 12; 2003; 1796-1808; 10.1172/JCI200319246; citation_id=CR5
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