文献

J-GLOBAL ID：202002248746694962   整理番号：20A2804721

疲労き裂面の接触状態による透過超音波の波形特性の変化

Property change of transmitted ultrasonic wave due to contact state of fatigue crack face

著者 (4件)： 中畑和之 (愛媛大学 大学院理工学研究科生産環境工学専攻) ,  高橋栞太 (愛媛大学大学院理工学研究科生産環境工学専攻) ,  細川隼人 (愛媛大学工学部環境建設工学科) ,  高橋学 (愛媛大学 大学院理工学研究科生産環境工学専攻)
資料名： 構造工学論文集 A(Web)  (Journal of Structural Engineering. A (Web))
巻： 66A  ページ： 529-539(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U2071A  ISSN： 1881-820X  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 疲労亀裂面が応力状態により接触する場合には,超音波検査で亀裂の過小評価や見落としが発生する可能性がある。このような亀裂閉口問題に対処するために,非線形超音波法は非常に有望である。亀裂面の接触と非接触挙動は,大振幅入射波との相互作用から生じる超高調波および分調波を生成する。本研究では,長距離を移動する超音波波形を用いて,構造部材の疲労亀裂を評価することを試みた。ここでは,亀裂面の接触状態を変化させながら,鋼試験体の疲労亀裂を透過して伝達した超音波を測定した。測定信号の特性を数値モデリングの結果と比較して調べた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 鋼構造 ,  *鋼橋 ,  *疲れ亀裂 ,  疲れ亀裂成長 ,  超音波応用計測 ,  超音波 ,  非線形性 ,  亀裂閉口 ,  長尺物 ,  *超音波探傷 ,  音波透過 ,  ステンレス鋼 ,  疲れ試験 ,  位相シフト ,  周波数シフト ,  応力比
準シソーラス用語： 非線形超音波

著者キーワード (8件)： 疲労き裂 ,  き裂面の干渉 ,  長距離伝搬超音波 ,  動弾性有限積分法 ,  fatigue crack ,  interaction of crack face ,  long traveling ultrasonic wave ,  elastodynamic finite integration technique

分類 (2件)： 鋼橋  (RC06020J) ,  非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (23件)：

• 1) 土木学会鋼構造委員会鋼床版の疲労小委員会: 鋼床版の疲労, 土木学会論文集, Vol.410, No.I-12, pp.25-36, 1989.
• 2) 高橋和也, 内藤 繁, 関 雅樹, 市川篤司, 三木千壽: 鋼鉄道トラス橋縦桁横桁連結部の疲労特性とその改善方法, 土木学会論文集 A, Vol.64, No.2, pp.394-407, 2008.
• 3) Elber,W.: The significance of fatigue crack closure, ASTM STP-486, pp.230-242, 1971.
• 4) Richards, C.E. and Lindley, T.C.: The relevance of crack closure to fatigue crack propagation, Mat. Sci. Eng., Vol.14, No.3, pp.281-293, 1974.
• 5) 陳 玳桁, 西谷弘信:疲労き裂の開閉口挙動, 材料, Vol.35, No.394, pp.779-784, 1985.

タイトルに関連する用語 (4件)： 疲労き裂 ,  接触状態 ,  透過 ,  超音波