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J-GLOBAL ID:202002255414408720   整理番号:20A0802474

空からの計測 降灰厚と複数時期SAR画像間のコヒーレンス低下の関係に基づく降灰範囲抽出手法と適用性

Applicability of methods for detecting volcanic ash distribution based on the relationship between volcanic ash depth and coherence loss using multi-temporal SAR imageries
著者 (11件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 18-28  発行年: 2020年03月15日 
JST資料番号: G0196A  ISSN: 0286-8385  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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爆発的噴火による火山灰が斜面に堆積すると,堆積前のその後の小雨により土石流と泥流が発生する可能性がある。このような土石流や泥流による下流域における住民と資産の被害を軽減するために,被災地を迅速に特定し,火山灰の厚さ分布を把握して,緊急の構造物対策と住民の避難を図る必要がある。衛星のSAR(合成開口レーダ)画像を用いたコヒーレンス分析は,火山灰の堆積の領域を検出するために役立つ方法であり,それは火山の噴煙の影響なしに,悪天候時でも夜間でも,広い地域を安全に観測することができるからである。コヒーレンス分析の以前の研究では,灰の降下面積を推定していたが,落下した灰の厚さを定量的に推定していなかった。本研究では,噴火前後の2つまたは3つのALOS-2 SAR画像を用いたコヒーレンス解析により得られた火山灰落降下面積の推定値と,御岳(2014)および阿蘇山(2016)噴火後の現地調査により測定した降下灰の厚さとの関係を分析した。本研究の成果は,以下の通りだった。1)現地調査で測定された火山灰の堆積深さが深いほど,よコヒーレンス値は低くなった。2)0.7から0.6までの2つの画像を用いたコヒーレンス分析のコヒーレンス値は,火山灰の堆積が1cmを超える領域の検出に適していた。3)3つの画像を用いたコヒーレンス分析のコヒーレンス差分値の約0.2は,火山灰の堆積が2cmを超えた領域を検出するのに適していた。4)短い画像捕捉間隔2つおよび3つの画像を用いたコヒーレンス分析は,火山灰の降下領域を推定するために,画像捕捉間隔がより長いものより優れていることが分かった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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地球熱学,火山物理学  ,  一般,砂防工学 
引用文献 (19件):

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