抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,様々な自動バグ修正ツールが開発されている.その中でも,プログラムの文法エラーを修正するDeepFixは深層学習を応用したsequence-to-sequenceニューラルネットワークを用いることで,発表当時で27%のプログラムの完全な修正と19%のプログラムの部分的修正を達成しており注目を集めている.先行研究での性能評価では学習に使われたデータと適用する対象のデータが同じ集合(オンラインのプログラミング講座の受講者の回答53,478件)から選ばれていた.実験の一般化可能性向上のため,本研究では新規に用意した学習及び適用対象データ(九州大学法学部の学生の作成したプログラム5,803件および九州大学教育学部の学生が作成したプログラム10,597件)に対しての性能調査を行った.調査の結果,先行研究の学習データを用いて学習したDeepFixを新規の学習データに対して適用した場合も十分な修正性能を持つこと,学習用プログラムの内容に修正性能に影響を与える要因があること,先行研究のデータに新規に学習データを加えた場合,その新規データと同じ集合のデータに対する修正性能が向上したことが示せた.(著者抄録)