抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原始惑星系円盤内において頻繁に発生する微惑星衝撃波による物質の加熱・蒸発・再凝縮などの熱進化過程について調べた.木星が形成された後,特に小惑星帯付近では強い衝撃波が発生し,固体微粒子(ダスト)や微惑星は加熱される.この結果,ダストは融解し,隕石中のコンドリュールが効率的に形成できる環境が作られる.またスノーラインの外側に存在する氷微惑星でも蒸発が起きる.氷微惑星は数十万年程度かけて円盤内側に移動していく間に岩石微惑星へと変成していく.大量の氷微粒子が再凝縮し,ダストも原始惑星系円盤に放出される.これらのプロセスは物質進化過程に大きな影響を及ぼす可能性がある.(著者抄録)