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J-GLOBAL ID:202002259145693599   整理番号:20A2286077

日本における臨床的流行性Mycoplasma pneumoniae株における周期的遺伝子型シフト【JST・京大機械翻訳】

Periodic Genotype Shifts in Clinically Prevalent Mycoplasma pneumoniae Strains in Japan
著者 (13件):
資料名:
巻: 10  ページ: 385  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7063A  ISSN: 2235-2988  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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2011年,2012年,2015年および2016年に,日本におけるMycoplasma pneumoniae肺炎症例の全国的増加が報告されている。本研究では,2006年~2019年に日本(神奈川,岡山,大阪, Sa玉)の4地域で554のM.pneumoniae株を分離し,遺伝子型解析を行った。2011年と2012年に分離された菌株の80%以上は1型p1アドヘシン遺伝子を持っていた;しかし,2型またはその変異型p1遺伝子を持つ株は2015年および2016年に増加し,2017年以降優勢であった。これらの所見は,M.pneumoniae臨床株の流行遺伝子型のシフトが最近日本で発生していることを示唆した。2010年以降分離された1型株の90%以上は,23S rRNA遺伝子においてマクロライド耐性変異を持っていたが,ほとんどの2型系統株はそのような変異を示さなかった。従って,日本における2型系統株の増加は,臨床M.pneumoniae株のマクロライド耐性率を低下させた。この解析の間,著者らはまた,新規変異体1型p1遺伝子を持つM.pneumoniae株を同定し,1b型として分類した。次に,日本の1976年から2017年の間に採取した81の選択したM.pneumoniae株のゲノムを配列決定し,p1タイピング,多重遺伝子座可変数タンデム反復分析(MLVA),多遺伝子座配列タイピング(MLST),および8つの一塩基多型マーカー(SNP-8)によるタイピングを含むM.pneumoniae遺伝子型決定法の解釈への洞察を提供するために,公開データベースに沈着した156M.pneumoniaeゲノムと比較した。予想されたように,p1タイピング,MLSTおよびSNP-8結果は,系統発生関係に関して全ゲノムSNP分析結果と良い相関を示した。しかし,MLVAタイピング結果は他の方法と同程度であった。MLVAは,限られた領域内の単一発生に由来する菌株の識別に有用である。しかし,異なる時点で離れて分離された地域から採取した菌株の分類には信頼性がない。本研究は,分子疫学に対するM.pneumoniaeのゲノムに基づく比較の有用性を示した。より多くの菌株のゲノム配列決定は,この病原体の全体的な伝播経路とM.pneumoniae株の進化的側面の理解を改善するであろう。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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感染症・寄生虫症一般 
引用文献 (44件):
  • Alishlash A. S., Atkinson T. P., Schlappi C., Leal S. M. Jr., Waites K. B., Xiao L. (2019). Mycoplasma pneumoniae carriage with de novo macrolide-resistance and breakthrough pneumonia. Pediatrics 144:e20191642. doi: 10.1542/peds.2019-1642
  • Blystad H., Anestad G., Vestrheim D. F., Madsen S., Ronning K. (2012). Increased incidence of Mycoplasma pneumoniae infection in Norway 2011. Euro Surveill. 17:20074. doi: 10.2807/ese.17.05.20074-en
  • Brown R. J., Holden M. T., Spiller O. B., Chalker V. J. (2015). Development of a multilocus sequence typing scheme for molecular typing of Mycoplasma pneumoniae. J. Clin. Microbiol. 53, 3195-3203. doi: 10.1128/JCM.01301-15
  • Chalker V., Stocki T., Mentasti M., Fleming D., Harrison T. (2011). Increased incidence of Mycoplasma pneumoniae infection in England and Wales in 2010: multiocus variable number tandem repeat analysis typing and macrolide susceptibility. Euro Surveill. 16:19865. doi: 10.2807/ese.16.19.19865-en
  • Chalker V. J., Pereyre S., Dumke R., Winchell J., Khosla P., Sun H., et al. (2015). International Mycoplasma pneumoniae typing study: interpretation of M. pneumoniae multilocus variable-number tandem-repeat analysis. New Microbes New Infect. 7, 37-40. doi: 10.1016/j.nmni.2015.05.005
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