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J-GLOBAL ID:202002260857567090   整理番号:20A0601697

最近の黒曜石産地分析の動向

Recent Advances in Obsidian Provenance Analysis
著者 (3件):
資料名:
号: 80  ページ: 29-43  発行年: 2020年02月03日 
JST資料番号: L5486A  ISSN: 2434-2572  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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黒曜石の供給源分析を行う研究者は当初,以前の研究の結果に基づいて方法を開発していたが,最近では一般的な分析方法論が確立された。今日まで,黒曜石の供給源の分析は,蛍光X線分光分析,機器中性子放射化分析,フィッショントラック年代測定,水和層法年代測定などの自然科学的な分析方法を使用して行われてきた。供給源分析のためのデータを分析する有効な方法が既に決定されている。更に,近年では黒曜石の流通が始まった黒曜石の産地遺跡での研究も活発に行われている。化学分析などの自然科学的分析により,黒曜石試料の起源が明らかになり,黒曜石の供給源が更に発見され,一方,考古学的発掘調査により黒曜石の採掘方法が明らかになった。特に,蛍光X線分析の単純さとスピードにより,分析された発掘黒曜石石器の数が大幅に増加した。最近では,産地から消費地まで,人々の黒曜石関連の活動を特徴付ける調査が増えている。将来的には,発掘された黒曜石石器を分析するためのより高度な方法が開発され,黒曜石製品の動きに関するより多くの情報につながることが期待されている。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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第四紀 
引用文献 (95件):
  • 阿部朝衛・井上巌 2008「新潟県北部地域出土黒曜石製石器の化学分析」帝京史学 23 pp.146-102
  • 池谷信之 2003「伊豆・箱根黒曜石原産地の産状と成因」黒耀石文化研究 2 pp.23-35
  • 池谷信之 2009『黒曜石考古学 原産地推定が明らかにする社会構造とその変化』新泉社 306p
  • 池谷信之・渡辺圭太・鈴木正男 2005「旧石器時代の神津島黒曜石と海上渡航」考古学ジャーナル 525 pp.12-14
  • 出穂雅実・廣瀬亘・佐藤宏之 2008「北海道における考古学的黒曜石研究の現状と課題」旧石器研究 4 pp.107-121
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