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J-GLOBAL ID:202002262663722527   整理番号:20A0995879

学童保育施設における平日放課後の集団規模(24~28人)と使われ方の関係 -農家の納屋を改修した2室3領域型児童クラブハウス「つばめの家」の事例研究-

COMPARISON OF SPACE UTILIZATION PATTERNS OF AFTER-SCHOOL DAYCARE CENTER BY PUPIL’S NUMBERS (24-28 PUPILS) -Case study on the “SWALLOW HOUSE” converted from farmer’s barn-
著者 (5件):
資料名:
巻: 85  号: 767  ページ: 23-32(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文では,農家の畜舎を転換した放課後ケア施設において,生徒が平日の大きな部分を過ごす自由な遊び方に着目して,グループサイズがもたらす使用パターンの違いを明らかにすることを目的とした。この施設は農家の畜舎に転換されているが,遊びのための部屋は60.9平方メートルの面積を持ち,小学校の通常教室の空間に近い。農村地域に設置された施設であるので約10~30人の生徒数であり,生徒当たりの床面空間は委員会提案基準(3.96平方メートル)をほぼ満足しているので,山岳地域における生徒の必要な床面空間の観点から提案レベルにほぼ等しい標準型施設である。さらに,施設の近くでは外部の遊び場が整備されており,母屋の南側の庭や池などの外部空間も遊びの場所として使用されている。ほとんどの生徒は,晴天の日は長い時間,屋外空間で遊んでおり,平日の放課後の生徒のケアには,十分な屋外遊び場を確保することの重要性が指摘されている。建築計画の観点から,この施設は既存の畜舎の空間構成を利用した2室と3区域に変換され,多目的室と遊戯室に分割されている。施設への生徒の到着時間の差から,食事,勉強,室内遊びが並行して展開する時間帯が存在するので,多目的室を勉強に当て,食事と遊びには遊戯室を当てることにより,施設は約20人の生徒に対応できる。自由行動の時間帯は,ほとんどの生徒が晴天日に外で遊んでいるので,屋内にいるのは数人程度で,生徒はほとんどない。勉強と静かな遊びには多目的室が割り当てられ,雨天の動的な遊びは遊戯室に割り当てられるので,相互干渉は避けられる。25人の生徒の場合,多目的室と遊戯室は,食事と勉強の時間帯における食事と勉強空間の両方に使用されているので,職員が重複し,生徒の遊び時間を連続させることができる。雨天における自由行動の時間においても,各生徒に対する適応空間が十分であるが,グループが互いに干渉する場合は少ない。28人の生徒の場合には,雨天の自由行動の時間において,各生徒に対する適応空間が十分であるが,多くの生徒がしばしば遊戯室に集中し,遊び時間が減少するために,グループが干渉することが多い。2室と3区域の空間構成を持つ場合には,約60平方メートルの床空間の場合でも,約15~20人の生徒への対応が十分可能であるが,20人以上の生徒では,遊びと施設管理に問題があり,施設容量の最大数は生徒25人であると判断される。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (10件):
分類 (2件):
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教育施設,文化施設,宗教建築  ,  住居地域計画一般 
引用文献 (17件):
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