抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Valve Iconとは,オーバーシュート後にターゲットの輪郭に壁を生成し,カーソルが壁に衝突することでターゲットの上に停止し,2回目のオーバーシュートを防ぐ手法である.先行研究では,1次元ポインティングタスクにおいて,ターゲット幅が小さく,アイコン間の間隔が広い場合に,Valve Iconは操作時間を短縮できることが明らかとなった.しかし,実際のGraphical User Interface上のターゲットは2次元である.2次元ポインティングタスクでは,ターゲットの周辺にある非ターゲットを避けながら,ターゲットを狙うことも可能である.そのため,2次元ポインティングにおいてValve Iconを用いた場合,非ターゲットをオーバーシュートした場合でも,生成された壁に衝突することなくターゲットをポインティングでき,操作時間の短縮が見込める.円形のターゲットをポインティングする実験を行った結果,Valve Iconが従来手法よりも速く,正確にポインティングできる条件は存在しなかった.しかし,ターゲットの幅と高さが異なる条件で実験を行ったところ,非ターゲットが存在せず,高さが大きいターゲットであれば,Valve Iconは操作時間を短縮できた.(著者抄録)