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J-GLOBAL ID：202002264324293201   整理番号：20A0359952

大規模地震災害を想定した際の地域住民が持つ共助実行意思の評価 -石川県羽咋市のKDBデータを用いた検討-

EVALUATION OF MUTUAL ASSISTANCE INTENTION BY RESIDENTS DURING LARGE SCALE EARTHQUAKE DISASTER USING KDB DATABASE IN HAKUI CITY

著者 (7件)： 森崎裕磨 (金沢大学大学院 自然科学研究科環境デザイン学専攻) ,  藤生慎 (金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系) ,  高山純一 (金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系) ,  柳原清子 (金沢大学 医薬保健研究域保健学系) ,  西野辰哉 (金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系) ,  寒河江雅彦 (金沢大学 人間社会研究域経済学経営学系) ,  平子紘平 (金沢大学 先端科学・イノベーション推進機構)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 75  号： 4  ページ： I_464-I_475(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 兵庫県南部地震や東北地方太平洋沖地震といった地震によって引き起こされる過去の大規模地震災害において,共助の重要性と公助の限界が明らかとなった.また,近年では地震災害時において,災害時要配慮者の支援体制の強化が喫緊の課題となっており,災害時要配慮者こそ共助によるケアが必要であると考えられている.本研究では,大規模なアンケート調査から,地域住民による共助を行う意思に関する質的な情報,また,国民健康保険データから共助を必要とする災害時要配慮者数の量的な情報を把握することによって,「質」,「量」の両面からの共助実態を明らかにすることを目的とする.国民健康保険データ及びアンケート調査より得られたデータを活用することにより,「町字」という詳細な単位での共助実態を明らかにすることが可能となった.(著者抄録)

シソーラス用語： *震災 ,  大地震 ,  避難 ,  人間行動 ,  *住民意識 ,  災害対策 ,  市民 ,  意識調査 ,  アンケート ,  地域社会 ,  実態調査 ,  健康保険制度 ,  *助成 ,  老人 ,  障害者 ,  石川県
準シソーラス用語： 介護者 ,  *共助 ,  国民健康保険 ,  住民行動 ,  要支援者

著者キーワード (4件)： mutual assistance ,  large-scale earthquake disaster ,  consciousness evaluation ,  KDB

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (13件)：

• 河田恵昭:大規模地震災害による人的被害の予測(阪神・淡路大震災<特集>),自然災害科学,Vol. 16, No. 1, pp. 3-13, 1997.
• 内閣府:災害時要援護者の避難支援に関する検討会報告書,http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/youengosya/h24_kentoukai/houkokusyo.pdf, 2018年8月26日閲覧
• 矢ケ崎太洋,山中博希,連美綺,山下亜紀郎:長野県佐久市における災害リスクと住民の防災意識・公助・共助・自助の視点から,地域研究年報,No. 37, pp. 81-104, 2015.
• 吉田護,柿本竜治:災害マネジメントフェーズを考慮した住民の自助・共助・公助意識と減災行動,都市計画論文集,Vol. 49, No. 3, pp. 297-302, 2014.
• 川本清美:地震災害時の地域内共助行動に影響するソーシャル・キャピタルシミュレーション,地域学研究,No. 45, Vol. 3, pp. 293-304, 2015.

タイトルに関連する用語 (8件)： 大規模 ,  地震災害 ,  想定 ,  地域住民 ,  共助 ,  意思 ,  評価 ,  石川