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J-GLOBAL ID：202002264997811379   整理番号：20A0023807

海底鉱物資源における海洋環境の保全への配慮方法の考察

Methodological Considerations for Marine Conservation in Deep-Sea Mining

著者 (11件)： 青木望美 (横浜国大) ,  青木望美 (海洋産業研究会) ,  吉田公一 (横浜国大) ,  瀬田真 (横浜国大) ,  下山憲二 (海上保安大) ,  加々美康彦 (中部大) ,  掛江朋子 (広島大) ,  中田達也 (東京海洋大) ,  柴田由紀枝 (横浜国大) ,  松田裕之 (横浜国大) ,  中村由行 (横浜国大)
資料名： 日本海洋政策学会誌  (Journal of Japan Society of Ocean Policy)
号： 9  ページ： 108-120  発行年： 2019年11月 
JST資料番号： L8397A  ISSN： 2186-3954  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： この報告は,日本海洋政策学会の海底鉱物資源の探査における環境配慮に関する課題研究等の成果の一部を整理している。海底鉱物資源の開発に向けた取り組みは,海洋環境の保全との関わりから検討すべき課題が多い。日本でも,海底鉱物資源の探査・開発に関わる環境影響評価の国際的なスタンダードを開発するために,手法,環境調査,技術開発,そして,法制度的側面での検討が行われている。海洋環境保全への配慮については,国際海底機構において深海底に関する議論が進められているが,これに限らず国連では国家管轄権外の海域における生物多様性の保全のための協定の交渉が始まっている。これらは異なる制度でありながら,「海洋環境の保全,生物多様性の保全」を軸として,相互に共通した課題につき,調整を行いつつ統合的な対応が求められている。本報告では,海底鉱物資源の探査における海洋環境の保全への配慮につき,国際標準化機構を通じた技術的手法の標準化,実際の環境管理計画の策定背景や計画内容の規定振り,国連海洋法条約に規定されていない問題と国家実行,諸外国及び日本の法律という各側面から,現在の課題や展望について考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： 鉱物資源 ,  *海底資源 ,  海洋環境 ,  *国際機関 ,  環境保全 ,  生物多様性 ,  国際標準化機構 ,  *環境管理 ,  海洋法 ,  国際連合 ,  標準化 ,  規格資料 ,  自然保護 ,  環境アセスメント ,  環境影響 ,  *海洋保護区 ,  改変 ,  評価

分類 (2件)： 物理探査・地質探査一般  (DE10010F) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (40件)：

• Article 154: Interim Report. https://ran-s3.s3.amazonaws.com/isa.org.jm/s3fs-public/documents/EN/22Sess/Art154/Art154_InterimRep.pdf
• DOALOS [Division for Ocean Affairs and the Law of the Sea] (1989):United Nations, The Law of the Sea: National Legislation, Regulations and Supplementary Documents on Marine Scientific Research in Areas under National jurisdiction, United Nations, pp.49,50.
• Dromgoole, S. (2010): Revisiting the relationship between marine scientific research and the underwater cultural heritage, Marine and Coastal Law 33, pp.33-61.
• Durden, J.M., Lallier, L.E., Murphy, K., Jaeckel, A., Gjerde, K., Jones, D.O.B., (2018): Environmental Impact Assessment process for deep-sea mining in 'the Area'. Mar. Policy 87, pp.194-202
• Gorina-Ysern,. M. (2003): An International Regime for Marine Scientific Research, Martinus Nijhoff, p.150.

タイトルに関連する用語 (5件)： 海底 ,  鉱物資源 ,  海洋環境 ,  保全 ,  配慮