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J-GLOBAL ID：202002265942762962   整理番号：20A1567501

訪問者が捉えた伝統的窯業地の景観とその評価 -窯元との比較に基づく景観管理-

VISITORS’ SCENIC REPRESENTATIONS AND ASSESSMENTS OF TRADITIONAL POTTERY VILLAGES: COMPARISON WITH POTTERS’ FOR LANDSCAPE MANAGEMENT

著者 (4件)： 山下三平 (九州産業大学 建築都市工学部都市デザイン工学科) ,  丸谷耕太 (金沢大学 人間社会研究域人間科学系) ,  林珠乃 (龍谷大学 理工学部環境ソリューション工学科) ,  大森洋子 (久留米工業大学 建築・設備工学科)
資料名： 土木学会論文集 D1(景観・デザイン)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. D1 (Architecture of Infrastructure and Environment) (Web))
巻： 76  号： 1  ページ： 13-29(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0105B  ISSN： 2185-6524  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は民芸運動ゆかりの民陶の里である小石原と小鹿田の訪問者が注目する景観表象とその評価を,写真撮影と意見の記録により調査した.これを両里の窯元とその家族の結果と比較して,主体間および場所間の異同を明らかにした.こうして伝統的2次産業による文化的景観の保全と活用のあり方を追究した.主な成果は以下のとおりである:1)近代的機械類を多く取り入れた小石原の場合,まちなみ景観の要素である道,サインおよび家屋は,扱うべき対象として合意が得られやすい.2)伝統的手仕事を数多く残す小鹿田では,作陶作業の表象の扱いに取り組むのが本質である.3)家屋,装飾および川は,場所の違いに関わらず,訪問者が注目しやすい景観表象である.4)小石原では宗教設備と花,小鹿田では人間を地元特有の表象として重視すべきである.(著者抄録)

シソーラス用語： 福岡県 ,  大分県 ,  *窯業 ,  工業地区 ,  *都市景観 ,  写真 ,  *主観評価 ,  町並み ,  街路 ,  標識 ,  独立住宅 ,  建築装飾 ,  小河川 ,  宗教施設 ,  花卉
準シソーラス用語： 小石原 ,  小鹿田 ,  窯元

著者キーワード (4件)： Visitor-Employed Photography ,  cultural landscape ,  folk crafts movement ,  scenic assessment

分類 (1件)： 景観  (RD04010N)

引用文献 (21件)：

• 1) カントI.,(有福考岳訳) : 純粋理性批判上,カント全集 4,pp. 33-38, 岩波書店,2001.
• 2) 滝沢克己 : 物と人と物理学-「知育」と「徳育」,純粋神人学序説-物と人と,pp. 71-72, 創言社,1988.
• 3) 山下三平,丸谷耕太,内山忠,栗田融 : 陶芸の里・小石原皿山の景観表象の把捉と評価-実存的景観論の試み,土木学会論文集 D1(景観・デザイン),Vol. 73, No. 1, pp. 1-20, 2017.
• 4) 山下三平,丸谷耕太,林珠乃,大森洋子 : 窯元とその家族の目を通した陶芸の里・小鹿田皿山の景観とその評価,土木学会論文集 D1(景観・デザイン),Vol. 74, No. 1, pp. 51-62, 2018.
• 5) 滝沢克己 : 新訂増補現代哲学の課題-宗教と科学と哲学,pp. 25-26, 創言社,2004.

タイトルに関連する用語 (5件)： 訪問者 ,  窯業 ,  景観 ,  評価 ,  景観管理