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J-GLOBAL ID:202002267612780145   整理番号:20A0054692

カーネーション切り花の発散香気成分の分析と官能評価

Component Analysis and Sensory Evaluation of Scent Emitted from Cut Carnation Flowers
著者 (6件):
資料名:
号:ページ: 29-40 (WEB ONLY)  発行年: 2019年03月26日 
JST資料番号: U1802A  ISSN: 2432-7859  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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切り花用カーネーションの香りの特徴を明らかにするため,35品種の切り花の発散香気成分を調査した.いずれの品種も主要な香気成分は芳香族化合物であり,安息香酸メチルを主成分とするフルーティな香りの系統と,少数のオイゲノールを主成分とするスパイシーな香りの系統に大別された.これらの系統間において,香りの官能評価と発散香気成分の経日的な変化を比較すると,安息香酸メチル系は,香りの嗜好の評価は高いものの,採花後の香りの持続性が低かった.一方,オイゲノール系は,香りの嗜好の評価は安息香酸メチル系ほど高くないが,香りを感じるために必要な香気成分発散量が低く,かつ発散量の低下が緩やかなため,採花後の香りの持続性が高かった.カーネーションの香りを想起できない消費者が多い原因は,主要品種である安息香酸メチル系の切り花における急速な香りの低下によるものと考えられる.(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
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花き・花木  ,  植物の生化学 
引用文献 (19件):
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