抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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炭素数6の単糖をフィッシャー投影式で表記すると,アルドヘキソースに対してはC2からC5のOH基を炭素骨格の左右どちら側に記すかで16種類,ケトヘキソースに対してはC3からC5のOH基をどちら側に記すかで8種類が区別され示される.一方,サイコロには1から6の面の配置や目の配列方向の違いによる多種類のものが存在し,それらを16種のアルドヘキソースと8種のケトヘキソースに各々対応させることが出来る.更に,新たに2の対面が4のサイコロを想定すると,6員環を形成したヘキソースがα型かβ型かの区別までも示すことが可能となる.このように単糖分子の立体構造をサイコロの目の配置の仕方に置き換えてみることは,単糖の多様性を身近に感じる契機になりえるであろう.この方式が,イズモリングで示されている全単糖間の変換過程の理解への一助となることを期待している.(著者抄録)