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J-GLOBAL ID：202002270544050148   整理番号：20A0491639

急崖斜面を対象としたUAV-SfM測量におけるカメラ撮影方向の検討

著者 (8件)： 輿水健一 (北海道地質研) ,  川上源太郎 (北海道地質研) ,  石丸聡 (北海道地質研) ,  小安浩理 (北海道地質研) ,  加瀬善洋 (北海道地質研) ,  廣瀬亘 (北海道地質研) ,  高橋良 (北海道地質研) ,  卜部厚志 (新潟大 災害・復興科研)
資料名： 北海道地質研究所報告  (Report of the Geological Survey of Hokkaido)
号： 91  ページ： 49-53  発行年： 2020年01月31日 
JST資料番号： F0334A  ISSN： 2185-2030  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・北海道の日本海沿岸に発達する急崖斜面において,岩盤崩壊からの防災のためには不安定岩盤の所在を把握しておくことが必要。
・近年UAV(無人飛行機)を用いたSfM解析ソフトによる地形測量(UAV-SfM測量)が普及してきており,簡便に三次元地形モデルの作成が可能。
・しかし,急崖のような斜面形状が複雑な地形の場合,カメラの俯角によっては三次元点群データにおける密度の不足や欠落が発生。
・本研究では,中腹部にオーバーハングが見られる小樽市の忍路海食崖の複雑な急崖斜面を対象としてUAV-SfM測量を実施。
・従来の「鉛直下方」と「斜め45度下方」に加え「水平方向」の画像を加えることにより,三次元点群データの欠落が極めて少ない地形モデルを作成できることを確認。

シソーラス用語： 北海道 ,  斜面 ,  無人機 ,  画像処理 ,  地形測量 ,  破壊 ,  崩壊 ,  *岩盤 ,  モデル ,  データ ,  データ処理 ,  突起部 ,  *斜面崩壊 ,  SfM【画像処理】 ,  オーバーハング ,  急斜面 ,  岩盤破壊 ,  点群データ
準シソーラス用語： 岩盤崩壊 ,  三次元点群データ ,  地形モデル

分類 (2件)： 地形データの処理  (RC02050O) ,  斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (8件)：

• 早川裕弌・小花和宏之(2016):小型無人航空機を用いたSfM多視点ステレオ写真測量による地形情報の空中計測,物理探査,69, 297-309.
• 早川裕弌・小花和宏之・齋藤仁・内山庄一郎(2016):SfM多視点ステレオ写真測量の地形学的応用.地形,37,321-343.
• 猪木幸男・垣見俊弘(1954):5万分の1地質図幅「小樽西部」および同説明書,北海道開発庁,23p.
• 輿水健一・内山庄一郎(2018):UAV-SfMによる複数時期の地形変化の把握に向けた課題-レンズ歪みおよび撮影方法の違いによる地形モデルの差異-,第9回GIS-Landslide研究集会発表要旨集,9-10.
• 小花和宏之・早川裕弌・ゴメスクリストファー(2014):UAV 空撮とSfMを用いたアクセス困難地の3Dモデリング,地形,35,283-294.

タイトルに関連する用語 (5件)： 崖 ,  斜面 ,  UAV ,  SFM ,  測量