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J-GLOBAL ID：202002270788721042   整理番号：20A1000464

湿度誘起相転移法を用いた有機無機複合リオトロピック液晶相の操作

著者 (2件)： 原光生 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  関隆広 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 液晶  (日本液晶学会誌)
巻： 24  号： 2  ページ： 106-111  発行年： 2020年04月25日 
JST資料番号： L3796A  ISSN： 1880-6449  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属アルコキシドのゾルゲル反応で得られるシロキサンプレポリマーとリオトロピック液晶材料を組み合わせることで,有機無機複合ナノ周期構造の薄膜を簡便に調製できる.しかし,従来は製膜後の液晶相転移は困難であり,一種類の前駆体溶液から複数のナノ周期構造を得ることはできなかった.本研究では,吸湿性および架橋基を有するシロキサン系無機物質を用い,無機物質の吸湿により含水量を制御することで,有機無機複合リオトロピック液晶の湿度誘起相転移および光固定技術を確立した.本稿では,その開発の経緯とともに,無機物質中においてリオトロピック液晶の相転移を誘起することの有用性について解説する.(著者抄録)

シソーラス用語： *相転移 ,  *複合材料 ,  *リオトロピック液晶 ,  アルコラート ,  ゾル-ゲル法 ,  単位 ,  周期構造 ,  前駆体 ,  吸湿性 ,  シロキサン ,  改変
準シソーラス用語： *有機無機複合材料 ,  金属アルコキシド ,  ナノメータ ,  光固定化

分類 (1件)： その他の液晶  (BK03030H)

引用文献 (22件)：

• T. Kato, M. Yoshio, T. Ichikawa, B. Soberats, H. Ohno and M. Funahashi, Nat. Rev. Mater., 2, 17001 (2017).
• T. Seki, S. Nagano and M. Hara, Polymer, 54, 6053 (2013).
• Y. Zhao and T. Ikeda ed., Smart Light-responsive Materials (John Wiley & Sons, Inc., Hoboken, New Jersey, 2009).
• G. Q. Lu and X. S. Zhao ed., Nanoporous Materials: Science and Engineering, Series on Chemical Engineering Vol. 4 (Imperial College Press, London, 2004).
• C. T. Kresge, M. E. Leonowicz, W. J. Roth, J. C. Vartuli and J. S. Beck, Nature, 359, 710 (1992).

タイトルに関連する用語 (4件)： 湿度 ,  誘起 ,  相転移 ,  リオトロピック液晶