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J-GLOBAL ID：202002271607059313   整理番号：20A2780215

京浜運河におけるコアマモ群落造成について

RESTRATION OF Zostera japonica CO mm UNITY IN KEIHIN CANAL ZONE

著者 (6件)： 中瀬浩太 (五洋建設(株)環境事業部) ,  桑江朝比呂 (港湾空港技術研究所) ,  渡辺謙太 (港湾空港技術研究所) ,  荒功一 (日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科) ,  浜谷信介 (五洋建設(株)環境事業部) ,  田中裕一 (五洋建設(株)環境事業部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_822-I_827(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海草による炭素貯留の効果が明らかになりつつある.アマモは平均干潮面(L.W.L.)以深に分布するため,透明度の低い大都市沿岸部や運河部では生育が困難である.そこで,干出する潮間帯にも分布可能なコアマモの群落造成を試みた.水質が良好ではない京浜運河でもL.W.L.と平均水面(M.W.L.)の中間付近の,L.W.L.+0.4mでコアマモが生育および生殖が可能なことが明らかになった.コアマモ生育可否と地盤や底質や堆積状況を比較した結果,船舶航跡波が作用した場合,コアマモ移植場所相当水深でシールズ数Ψ<0.3がコアマモ生育可能で,波浪と底質の関係がコアマモの分布を左右することが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： *運河 ,  二酸化炭素貯留 ,  *群落 ,  *潮間帯 ,  生息環境 ,  生息場所 ,  干潟 ,  波浪 ,  底質 ,  移植【植物】 ,  *コアマモ ,  ブルーカーボン ,  海草 ,  人工干潟 ,  *藻場造成 ,  大田区
準シソーラス用語： Shields数 ,  生育環境 ,  生育場所 ,  炭素貯留 ,  地盤高

著者キーワード (5件)： blue carbon ,  tidal flat ,  Zostera japonica ,  restoration ,  wave condition

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  海藻類  (FH02040G)

引用文献 (17件)：

• 1) 信時正人 ブルーカーボンの応用と実例-横浜ブルーカーボン事業,ブルーカーボン浅海におけるCO2隔離・貯留とその活用,pp198-204,地人書館,2017.
• 2) 丸山庚樹・五十嵐由雄・石川雄介:アマモ場適地選定手法-岸側の砂移動限界-,海岸工学論文集,Vol. 34,pp227-231,1987
• 3) 森田健治:広島県におけるアマモ場造成について,海洋調査協会調査研究委員会第6回技術発表会予稿集,pp28-30,1989
• 4) 越川義功・中村華子・田中昌宏・小河久朗:コアマモ場再生を目指した草体増殖および種子発芽特性の検討 海岸工学論文集,Vol. 54,pp1076-1080,2007
• 5) 越川義功,中村華子,田中昌宏:後背地の影響を受けやすい干潟におけるコアマモ群落の消長・維持機構,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 65,No 1,p. 1076-1080(2009)

タイトルに関連する用語 (4件)： 運河 ,  コアマモ ,  群落 ,  造成