抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄鋼材料を対象とした高分解能な非破壊検査の手法として磁気光学(Magneto-optical:MO)イメージングが注目されている.本研究室は,検査対象の曲面に対応するためのMOイメージング用磁気薄膜の開発を行っている.先行研究では,イットリウム鉄ガーネット(Bi:YIG)を用いて薄膜を作製したが,MOイメージングに必要な光の透過率が十分に得られなかった.そこで,本研究は,材料をイットリウムアルミニウムガーネット(YAG)に変更し十分な透過率を得た.作製した膜は連続膜ではなく基板上に磁性体粒子が分散した分散膜なので,光が粒子と粒子の間を磁性体を透過することなく透過する可能性がある.そこで,基板上の磁性体の面積あたりの密度から透過光が磁性体を透過していることを確認した.(著者抄録)