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J-GLOBAL ID:202002273962284843   整理番号:20A0844208

大規模震災復旧・復興時における現場知の組織的記録の提案 東日本大震災における農業農村整備分野での試みを参考として

Proposal for Systematic Collection and Recording of On-site Knowledge for Disaster Restoration Acquired during Large-Scale Earthquakes: Lessons Learned from the Disaster Recovery Experience of the Great East Japan Earthquake in Agricultural and Rural Development
著者 (12件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 468-476  発行年: 2020年03月30日 
JST資料番号: Y0829A  ISSN: 0912-9731  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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・大規模地震災害後の復旧工事は連続的なものである。復興作業の国の担当者は困難な状況にあるが,彼らと現場で対応するものは,実践的な方法や工夫,認識,および現場から学び取りながら問題を解決している。著者らは,現場知識として実際の経験を通して獲得されたそのような知恵に言及する。このような知恵は個人や小規模のグループに限られている傾向があるが,技術者間で広く共有されていると,災害復旧サイトでの問題解決の可能性に与える影響は大きい。現在,ほとんどの現場知識は小さな範囲でのみ活用され,記録されることなく忘れられる傾向にある。しかし,大規模災害は非常にユニークでまれであり,同じ条件が再現されることはほとんどないため,将来起こるであろう災害に対して適切で効果的に対応するためには,現場知識の能動的で意識的な記録が不可欠である。本論文の目的は,2011年3月の東日本大震災に続く災害復旧の間の農業農村整備の部門における現場知識の記録の経験に基づいて,将来の利用のために現場知識の蓄積に導く基礎的理解を確立することである。このため,著者らは,その特性を議論し,災害応答におけるその有用性を明らかにすることにより,現場知識を定義した。さらに,現場知識ドキュメンテーションにおける記述フォーマットと品質管理に関して考慮すべき事項を提示した。次に,連続的な系統的収集と管理の方法を提案した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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自然災害  ,  都市問題,都市防災 
引用文献 (19件):
  • 1) 林春男(2001):地震災害からの復興過程とその対策計画,地学雑誌,110(6),991-998.
  • 2) 友正達美・有田博之・橋本禅(2014):災害対応の「現場知」の収集と継承にむけて,平成26年度農業農村工学会大会講演会講演要旨集,118-119,農業農村工学会.
  • 3) 東日本大震災復旧・復興研究会(2018):現場知に学ぶ農業・農村震災対応ガイドブック2018,文部科学省科学研究費基盤研究(B)・15H04565(2015-2017)成果報告,(非売品).
  • 4) 新潟震災復興研究会(2009):農業・農村震災対応ガイドブック2009,新潟大学・新潟県.
  • 5) 平川秀幸(2005):ローカルノレッジ,科学技術社会論の技法,藤垣裕子編,273-274,東京大学出版会.
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