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J-GLOBAL ID：202002275346198084   整理番号：20A1396712

含窒素芳香環の新構築法を起点とする発光分子の創製 合成化学・元素化学・構造化学が織りなす材料科学

著者 (1件)： 武田洋平 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 73  号： 7  ページ： 578-579  発行年： 2020年07月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 既存の有機反応では合成困難な分子を構築できる反応を開発できれば,分子機能の新たな側面を切り拓く突破口となり得る。筆者らは,幸運にも新奇な転位反応を発見する機会に恵まれ,電子欠損型の含窒素芳香族化合物の合成法を確立した。さらに,新たに合成可能となった含窒素芳香族分子の特異な光・電子物性を活用することで,多彩な発光機能を示す分子材料を創出した。本稿では,反応開発を起点とする多機能性発光分子の創製について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *材料科学 ,  光ルミネセンス ,  *窒素複素環化合物 ,  ジアミン ,  芳香族アミン ,  *光ポンピング ,  蛍光励起スペクトル ,  HOMO ,  エネルギー準位 ,  バンドギャップ ,  LUMO ,  電子遷移 ,  ウレア化合物 ,  遅延蛍光 ,  三重項-三重項消滅 ,  エレクトロルミネセンス ,  有機半導体 ,  発光ダイオード ,  立体異性体 ,  立体配座 ,  発光スペクトル ,  発光 ,  一重項 ,  励起子 ,  アルキン
準シソーラス用語： ヒダントイン誘導体 ,  構造化学 ,  三重項励起子 ,  熱活性化遅延蛍光 ,  配座異性体 ,  有機EL

分類 (4件)： 窒素複素環化合物一般  (CF07040G) ,  有機化合物の格子欠陥  (BK12060M) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A) ,  炭素多環化合物一般  (CF06010S)

物質索引 (5件)： 1,3-ジヨード-4,4-ジメチルイミダゾリジン-2,5-ジオン ,  3,11-[3,11-ジベンゾ[a,j]フェナジンジイルビス[フェニルイミノ[1,4-フェニレン(フェニルイミノ)]]]ジベンゾ[a,j]フェナジン ,  N,N′-ジフェニル-N-[4-(ジフェニルアミノ)フェニル]-N′-[4-[フェニル(ジベンゾ[a,j]フェナジン-3-イル)アミノ]フェニル]ジベンゾ[a,j]フェナジン-3,11-ジアミン ,  3,11-ビス(10H-フェノキサジン-10-イル)ジベンゾ[a,j]フェナジン ,  7,19-ビス(10,10a-ジヒドロ-4aH-フェノチアジン-10-イル)-2,13-ジアザペンタシクロ[12.8.0.0^3,12.0^4,9.0^17,22]ドコサ-1,3(12),4,6,8,10,13,15,17(22),18,20-ウンデカエン

引用文献 (7件)：

• 武田洋平,有機合成化学協会誌 2016,74,955.
• Y. Takeda, M. Okazaki, S. Minakata, Chem. Commun. 2014, 50, 10291.
• P. Data, P. Pander, M. Okazaki, Y. Takeda, S. Minakata, A. P. Monkman, Angew. Chem. Int. Ed. 2016, 55, 5739.
• S. Izumi, H. F. Higginbotham, A. Nyga, P. Stachelek, N. Tohnai, P. de Silva, P. Data, Y. Takeda, S. Minakata, J. Am. Chem. Soc. 2020, 142, 1482.
• M. Okazaki, Y. Takeda, P. Data, P. Pander, H. Higginbotham, A. P. Monkman, S. Minakata, Chem. Sci. 2017, 8, 2677.

タイトルに関連する用語 (11件)： 窒素 ,  芳香環 ,  構築 ,  起点 ,  分子 ,  創製 ,  合成化学 ,  元素 ,  化学 ,  構造化学 ,  材料科学