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J-GLOBAL ID：202002276919610863   整理番号：20A1855057

フェムト秒レーザーを用いたポストイオン化を利用した二次中性粒子質量分析法による太陽風の研究

Study of the Solar Wind by Secondary Neutral Mass Spectroscopy Using Post Ionization by a Femto-Second Laser

著者 (2件)： 杁本尚義 (北大 理学院) ,  馬上謙一 (北大 理学院)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 48  号： 8  ページ： 441-446  発行年： 2020年08月20日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 固体材料中のHeを分析する同位体ナノスコープを開発し,フェムト秒レーザによるトンネルポストイオン化と組み合わせた二次中性質量分析を適用した。同位体ナノスコープは,固体中のHeを含むすべての微量元素に対して10nmの空間分解能を達成した。NASAジェネシス宇宙船は太陽風を高純度固体材料に集め,地球に戻した。同位体ナノスコープによるジェネシス太陽風集熱器の深さプロファイリングは,実験室における太陽風Heの速度分布を最初に解析した。深度プロファイリングから,2003年10月のCMEの太陽風は2500km/sの速度に達し,衛星観測によっては記録されなかった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： イオン化 ,  *フェムト秒レーザ ,  *質量分析 ,  *太陽風 ,  中性粒子 ,  レーザ照射 ,  深さプロフィル ,  フェムト秒 ,  空間分解能 ,  微量元素 ,  速度分布 ,  米国航空宇宙局 ,  宇宙飛行体 ,  ヘリウム
準シソーラス用語： 衛星観測 ,  高純度

分類 (3件)： 質量分析計  (BD02060M) ,  レーザ照射・損傷  (BK16040S) ,  太陽粒子  (DB02040M)

引用文献 (12件)：

• NOAA: NOAA Technical Memorandum OAR SEC-88 (2004).
• D. S. Burnett: Meteorit. Planet. Sci. 48 (2013) 2351.
• H. Yurimoto, K. Bajo, I. Sakaguchi, T. T. Suzuki, A. J. G. Jurewicz, S. Itose, K. Uchino, and M. Ishihara: Surf. Interface Anal. 48 (2016) 1181.
• K. Bajo, O. Fujioka, S. Itose, M. Ishihara, K. Uchino, and H. Yurimoto: Surf. Interface Anal. 51 (2019) 35.
• S. Ebata, M. Ishihara, K. Uchino, S. Itose, M. Matsuya, M. Kudo, K. Bajo, and H. Yurimoto: Surf. Interface Anal. 44 (2012) 635.

タイトルに関連する用語 (5件)： フェムト秒レーザー ,  イオン化 ,  二次中性粒子質量分析 ,  太陽風 ,  研究