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J-GLOBAL ID：202002282564385148   整理番号：20A2780249

海水浴場における傷病の発生特性と早期救護システムの提案

CHARACTERISTICS OF INJURIES AND PROPOSAL OF NEW SYSTEM FOR PROMPT FIRST AID ON THE BEACH

著者 (5件)： 伊藤夢衣 (中央大学理工学部人間総合理工学科) ,  石川仁憲 (中央大学研究開発機構) ,  島田良 (中央大学理工学研究科都市人間環境学専攻) ,  匂坂量 (中央大学理工学部人間総合理工学科) ,  小峯力 (中央大学理工学部人間総合理工学科)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_1025-I_1030(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全国約200箇所の海水浴場におけるライフセーバーによる溺水者の救助は毎シーズン2,0003,000件であるが,応急手当は10,000~25,000件であり,レスキューに比べて1オーダー大きく,熱中症や意識障害,泥酔等の陸域での傷病も発生している.また,救急車要請は100~200件であり,傷病者の救護救命のためには,初動の速さが求められる.本研究では,千葉県御宿海岸の海水浴場を対象に,海域のレスキューだけでなく,陸域の応急手当も含めた傷病等の発生特性を統計解析によって調べ,利用客が多い場合や遊泳可,遊泳注意の条件の場合に傷病等が発生しやすいことを明らかにした.また,都市での実用化を目指して開発された救護システムを海水浴場に適用し,現地実験により,システムは砂浜での迅速な救護に有効であり,7~10%の救命率向上を可能にすることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： レジャー施設 ,  *海岸 ,  *外傷 ,  実態調査 ,  *救助 ,  スペシャリスト ,  *溺水 ,  千葉県 ,  統計解析 ,  支援プログラム ,  現場試験
準シソーラス用語： 海水浴場 ,  ライフセーバ ,  レスキュー ,  御宿海岸

著者キーワード (5件)： first aid ,  bathing beach ,  statistical analysis ,  field experiment ,  lifesaver

分類 (1件)： 観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (5件)：

• 1) 石川仁憲, 風間隆宏, 中川儀英, 青木伸一, 田中秀治, 小峯力, 中川昭 : 海水浴場における海岸利用者の安全性に関するリスク評価手法の提案, 土木学会論文集B3(海洋開発), Vol. 72, No. 2, pp. I_826-I_831, 2016.
• 2) 公益財団法人日本ライフセービング協会 : アニュアルレポート,1998-2018.
• 3) 御宿ライフセービングクラブ : パトロールログ,2016-2018.
• 4) 島田良,石川仁憲,小峯力 : 御宿中央海水浴場における離岸流事故発生特性の検討,土木学会論文 B3(海洋開発),Vol. 75, No. 2, I_695-700, 2019.
• 5) Larsen MP, Eisenberg MS, Cummins RO, Hallstrom AP : Predicting survival from out-of-hospital cardiac arrest, Ann Emerg Med, Volume 22, Issue 11, pp. 1652-1658, 1993.

タイトルに関連する用語 (4件)： 海水浴場 ,  早期 ,  救護 ,  提案