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J-GLOBAL ID:202002283862410205   整理番号:20A0117033

エジプトのコムギ品種の発芽と成長に及ぼす塩処理の影響

Effects of Salt Treatments on the Germination and the Growth of Egyptian Wheat Varieties
著者 (7件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 161-166  発行年: 2019年12月 
JST資料番号: F0874B  ISSN: 1882-8450  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究において,塩分条件に対するエジプトのコムギ品種(Triticum aestivum品種,Bany-swif 1,Bany-swif 5,Sakha 93,Sids 1,Sohag 3,Giza 168)および農林61号の発芽率および成長の応答を分析した。発芽率は10日まで毎日調べた。処理は,24時間暗所で温度処理は5,10,20,25および30°C,塩分処理は25°Cで0,100,200,300,400mMのNaCl,KClまたはNa2SO4,および浸透圧ストレス処理は0,100,200,300および400mMのPEGであった。その結果,コムギの発芽率は10,15,20,25および30°Cで90%を超えたが,5°Cでは低かった。Sakha 93,SIDS 1およびGiza 168は400mMのNaClおよびKClの下でより高い発芽率を示し,一方,Sakha 93,SIDS 1,Giza 168および農林61号は400mMのNa2SO4の下でより高い発芽率を示した。種子は300および400mMのPEGの下で発芽できなかった。SO42-およびNa+は発芽率を増加させたが,K+またはCl-はそれを阻害すると推定された。コムギを塩処理溶液(0,51.3,12.6及び170.9mMのNaCl)で栽培した。エジプト品種は,収穫期に日本の農林61号より高い草丈を示した。穂重は,エジプト品種において51.3mMのNaCl処理の下でより高い傾向があった。結果として,これらの品種は塩耐性機構を有し,低塩分条件下でNa+またはCl-はそれらの成長にプラスの影響を及ぼす可能性があると推定された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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麦  ,  植物生理学一般 
引用文献 (16件):
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