抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では「SPICAサイエンス検討会」にて2019年から2020年にかけて検討した,赤外線天文衛星SPICAで狙う「太陽系・系外惑星」のサイエンスを紹介する.我々は,SPICAの中間赤外域での高い感度と高分散分光に特に焦点を当て,他のミッションでは難しい太陽系・系外惑星を対象としたSPICAのユニークな観測を検討した.検討対象は,太陽系惑星・衛星,太陽系小天体,惑星間塵,系外惑星大気,系外惑星から放出される鉱物,など多岐にわたり,現実的な観測シミュレーションに基づいてそれらの観測から何をどこまで制限可能かを詳細に評価した.ここでは,SPICAサイエンス検討最終報告書の中で紹介されているトピックのうちハイライトとなりそうなものを取り上げ,惑星系の起源の解明に向けてSPICAが果たし得る役割を概観する.(著者抄録)