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J-GLOBAL ID:202002287281156131   整理番号:20A0169938

使用済み電気電子廃棄物からの資源回収技術のライフサイクル評価:ドラム型チェーン撹拌破砕機によるタンタル回収

Life Cycle Assessment of Resource Recovery from Waste Electrical and Electronic Equipment: A Case Study of Tantalum Recovery by Chain-Using Drum-Typed Impact Mill
著者 (7件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 244-252(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: S0110B  ISSN: 0386-216X  CODEN: KKRBAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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使用済電気電子廃棄物をはじめとする都市鉱山とよばれる2次資源からの金属回収は喫緊の課題である.特にリサイクルの優先度が高いレアメタルの回収を実現する技術とシステムの設計・導入は急務といえる.本研究では,ドラム型チェーン撹拌破砕機を用いた処理によるタンタル回収技術の評価を実施する.プラスチック筐体ルータに含まれるタンタルコンデンサを選択的に物理的分離濃縮させ,タンタルを回収・リサイクルするための技術システムを対象とし,実際の装置におけるインベントリ調査を基にライフサイクル評価を実施した.インパクトカテゴリとしては温室効果ガス排出量と資源消費インパクトの変化を解析した.従来のシステムにおいて,タンタルは銅製錬へ投入され,単離回収が困難であったところ,ドラム型チェーン撹拌破砕機と選別装置により,タンタルコンデンサのみを濃縮できることがわかった.濃縮したタンタルコンデンサから,酸化タンタルの代用が可能な焼結タンタルが得られ,温室効果ガスの追加的な排出があるものの,資源消費インパクトを削減可能であることが明らかとなった.温室効果ガスはエネルギー起源のものであり,特に電力由来が多かった.そのため,電力システムの低炭素化により温室効果ガス排出量は削減可能である.タンタル以外にも資源消費インパクトが大きく,従来型のリサイクルシステムでは回収できていない資源が使用済み電気電子機器には含まれており,各種製品のリサイクルシステムと合わせた技術の開発と実証,導入が必要といえる.(著者抄録)
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分類 (2件):
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資源回収利用  ,  電気材料一般 
引用文献 (50件):

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