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J-GLOBAL ID:202002287545371265   整理番号:20A0514822

第2乾季の南スラウェシにおける灌漑システムの下流域のイネとリョクトウ栽培の水利用

Water use of rice and mung bean cultivations in a downstream area of an irrigation system in South Sulawesi in the 2nd dry season
著者 (2件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 87-98  発行年: 2020年 
JST資料番号: U1595A  ISSN: 1611-2490  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本論文は,第2乾期の南スラウェシの,灌漑システム下流にある実験的イネおよびリョクトウ圃場における地下水による灌漑強度,蒸発散(ET),総水収支および収率を明らかにした。水田において,灌漑強度は21回の断続的灌漑で2678.4mmであり,有効降雨量は77.1mm,ETは539.1mmであった。水収支から,流入水の81%は,くみ上げた水を運ぶ間に,垂直浸透,横方向浸透および堤防を介した表面流出と一時的な地表の溝における浸透で消費されるものと示唆された。このような灌漑水の損失を少なくするために,より頻繁にしかし少量での灌漑をし,亀裂の発生のない飽和した土壌表面を維持し,イネ水田の農地を補強することを,有望な方法の一つとして提案した。リョクトウ圃場において,灌漑強度はちょうど2回の灌漑で163.3mm,降雨は118.2mm,ETは320.3mmであった。水収支から,リョクトウが深い土壌層と地下水から深く伸長した根を介して水分を吸収することで,不足を補うことが示唆された。それ以外の考えられる水分供給は,隣接する水田からの側方浸透と流出によるものであった。リョクトウの収量は全国平均の1/3であった。収量増加には,より頻繁な灌漑が必要であった。しかし,代わりに,より商品価値が高く,乾燥条件に耐性の他の作物の栽培も,有望な方法の1つとして提案された。Copyright The International Society of Paddy and Water Environment Engineering 2019 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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作物栽培一般  ,  農業経済,農業経営 

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