文献

J-GLOBAL ID：202002287814933077   整理番号：20A1408270

組込みシステム向け関数リアクティブプログラミング言語の内部DSLとしての実装

著者 (3件)： 辻裕太 (東京工大) ,  森口草介 (東京工大) ,  渡部卓雄 (東京工大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2020  号： EMB-54  ページ： Vol.2020-EMB-54,No.3,1-8 (WEB ONLY)  発行年： 2020年06月19日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 関数リアクティブプログラミング(FRP)は,時間とともに変化する値(時変値)間の依存関係を副作用のない式で表すことで,リアクティブな動作の宣言的な記述を支援するプログラミングパラダイムである.本研究では,組込みシステム向けに設計されたFRP言語LRFRPを提案する.LRFRPはプログラミング言語Rust上の内部DSLであり,Rustのマクロ機能を用いて実装されている.Rustプログラム中に埋め込まれたLRFRPのプログラムは,コンパイル時にRustのモジュールに変換される.このモジュールは極めて限られたライブラリにのみ依存し,またRustの機能を制限しない.そのため,組込みシステムをターゲットとする場合など,利用できるライブラリが限定された状況でも動作可能である.本稿ではLRFRPの概要と実装方式について述べ,例を通してその有効性について議論する.(著者抄録)

シソーラス用語： *プログラミング言語 ,  関数プログラミング ,  組込みシステム ,  事例研究 ,  プログラム変換 ,  ライブラリ【計算機】 ,  構文分析 ,  意味解析 ,  コード生成 ,  プログラム実行 ,  有向グラフ ,  GUI【計算機】 ,  ドメイン固有言語 ,  リアクティブシステム
準シソーラス用語： *関数リアクティブプログラミング ,  LRFRP ,  Rust ,  マクロ ,  DAG【グラフ】

分類 (1件)： システムプログラミング一般  (JD03010Y)

引用文献 (11件)：

• edibopp/carboxyl, https://github.com/edibopp/carboxyl.
• SodiumFRP/sodium, https://github.com/SodiumFRP/sodium.
• Courtney, A., Nilsson, H. and Peterson, J.: The Yampa Arcade, Proceedings of the 2003 ACM SIGPLAN Workshop on Haskell, New York, NY, USA, Association for Computing Machinery, p. 7-18 (online), doi:10.1145/871895.871897 (2003).
• Czaplicki, E. and Chong, S.: Asynchronous Functional Reactive Programming for GUIs, 34th ACM SIGPLAN Conference on Programming Language Design and Implementation (PLDI 2013), ACM, pp. 411-422 (online), doi:10.1145/2499370.2462161 (2013).
• Elliott, C. and Hudak, P.: Functional Reactive Animation, 2nd ACM SIGPLAN International Conference on Functional Programming (ICFP 1997), ACM, pp. 263-273 (online), doi:10.1145/258949.258973 (1997).

タイトルに関連する用語 (5件)： 組込みシステム ,  関数 ,  言語 ,  DSL ,  実装