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J-GLOBAL ID：202002288638152039   整理番号：20A0418633

大学生の包丁技術に関する意識と行動に及ぼすビデオ視聴効果

The Effects of Viewing a Demonstration Video on University Students’ Awareness and Actual Behaviour Regarding Kitchen Knife Skills

著者 (2件)： 手島陽子 (女子栄養大学) ,  小西史子 (女子栄養大学)
資料名： 日本調理科学会誌  (Journal of Cookery Science of Japan)
巻： 52  号： 6  ページ： 395-404(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： Y0637A  ISSN： 1341-1535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大学生に包丁技術に関する模範ビデオを視聴させ,ビデオ視聴前後の包丁技術に関する意識と行動の変化を検討した。包丁操作に伴う注意項目は,1)構えに関する項目群(5項目),2)包丁に関する項目群(4項目),3)切断後の切断物に関する項目群(3項目)から成る12項目とした。 ビデオ視聴は,包丁操作の注意項目に対する意識の向上に有効であった。また,繰り返して視聴すると,意識の定着に正の効果があることが示された。しかしながら,ビデオ視聴効果としての行動における習得はみられなかった。ただし,項目群別にみると,構えに関する項目群は,包丁に関する項目群と切断後の切断物に関する項目群より,向上しやすい,または優先的に向上する可能性が示唆された。 また,意識と行動の関連には,2つの乖離の型があることがわかった。意識していても,行動が伴っていない「意識>行動型」の項目は多かった。しかし,意識していなくても,行動は概ね注意内容どおりという「意識<行動型」の項目は少なかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 大学生 ,  意識調査 ,  教育訓練 ,  アンケート ,  検定 ,  *調理 ,  栄養士養成 ,  質問紙調査 ,  *包丁
準シソーラス用語： ビデオ学習 ,  ビデオ教材 ,  マクマネー検定 ,  家庭科 ,  技術習得 ,  教育指導 ,  教員養成 ,  行動変容 ,  調理実習 ,  反復練習

著者キーワード (6件)： 包丁技術 ,  模範ビデオ ,  意識と行動 ,  kitchen knife skills ,  demonstration video ,  awareness and actual behaviour

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (14件)：

• 1) 大学調理教育研究グループ北九州 (2012),大学における調理実習教育の現状と担当教員の把握する学生の実態,日本調理科学会誌,45,255-264
• 2) 池田博子 (2013),きゅうりの薄切り実技テストにみる学生の包丁技術の変化と教育効果,日本調理科学会誌,46,121-128
• 3) 松田康子,奥嶋佐知子,石川裕子,柴田圭子 (2010),管理栄養士養成課程学生の調理力の実態とその解析 (第2報) 調理経験と技術取得の関係,女子栄養大学紀要,41,33-39
• 4) 小原哲二郎,細谷憲政 (1997),「簡明食辞林 (第2版) 」,樹村房,東京,p. 668
• 5) 鈴木洋子 (2011),「食べる力は生きる力:クッキングからはじめる食育」,東山書房,京都,pp. 28-29

タイトルに関連する用語 (6件)： 大学生 ,  包丁 ,  意識 ,  行動 ,  ビデオ ,  視聴