特許
J-GLOBAL ID:202003005183771324

リチウムを回収する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 村山 靖彦 ,  実広 信哉 ,  阿部 達彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-554763
公開番号(公開出願番号):特表2020-516769
出願日: 2018年03月26日
公開日(公表日): 2020年06月11日
要約:
本発明は、アルミニウムも含有する組成物からリチウムを回収する改良された方法に関する。そのような冶金組成物の例は、高温治金製錬法を使用してリチウムイオン電池又はそれらに由来する製品をリサイクルするときに得られる冶金スラグである。リチウムはアルミニウムと共沈する傾向があるため、そのようなスラグを酸浸出させ、引き続き中和してアルミニウムを沈殿させると、リチウム収率が低くなる。制御されたpH、好ましくは3〜4の間でホスフェート源を使用してアルミニウムを選択的に沈殿させる方法が提示される。
請求項(抜粋):
リチウム及びアルミニウムを含有する冶金組成物からリチウムを回収する方法であって、 - 冶金組成物を、pH 3以下で硫酸水溶液と接触させることにより浸出させ、これにより、不溶性化合物を含む残渣、並びにリチウム及びアルミニウムを含む第1の浸出液を得る工程と、 - 任意選択で、リチウム及びアルミニウムを含む第1の浸出液をpH 2〜4に中和し、これにより、アルミニウムの第1の部分を含む残渣を沈殿させ、リチウムを含む第2の浸出液を得る工程と、 - リン酸イオン源を、リチウム及びアルミニウムを含む第1の浸出液に添加するか、又は、任意選択の第1の浸出液の中和を行うことを条件として、リチウム及びアルミニウムを含む第2の浸出液に添加し、これにより、アルミニウムの第2の部分を含む残渣を沈殿させ、リチウムを含む第3の浸出液を得る工程と、 - 任意選択で、リチウム及びアルミニウムを含む第3の浸出液をpH 3〜4に中和し、これにより、アルミニウムの第3の部分を含む残渣を沈殿させ、リチウムを含む第4の浸出液を得る工程と、 - アルミニウムの第2の部分を含む残渣を濾過により第3の浸出液から分離するか、又は、任意選択の第3の浸出液の中和を行うことを条件として、アルミニウムの第3の部分を含む残渣を濾過により第4の浸出液から分離する工程と を含む方法。
IPC (5件):
C22B 26/12 ,  C22B 3/08 ,  C22B 3/44 ,  C22B 3/22 ,  C22B 7/04
FI (6件):
C22B26/12 ,  C22B3/08 ,  C22B3/44 101A ,  C22B3/44 101Z ,  C22B3/22 ,  C22B7/04 B
Fターム (6件):
4K001AA34 ,  4K001BA12 ,  4K001BA22 ,  4K001DB03 ,  4K001DB22 ,  4K001DB23
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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