特許
J-GLOBAL ID:202003009707553880

疲労限度推定装置、疲労限度推定方法及び疲労限度推定プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 中島 淳 ,  加藤 和詳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-215754
公開番号(公開出願番号):特開2020-085496
出願日: 2018年11月16日
公開日(公表日): 2020年06月04日
要約:
【課題】複数の近似線が交差する交点を用いて疲労限度を推定する場合と比べて、高精度に疲労限度を推定する。【解決手段】疲労試験機により応力振幅に対する散逸エネルギqを示す複数の測定点を得る(S100〜S104)。低温領域または高温領域に領域分けする境界候補を定めた複数の境界パターンを設定し(S106)、境界パターン毎に、各領域における近似関数を導出し(S108)、境界パターン毎に低温領域と高温領域との各々での散逸エネルギの測定値と、近似関数の近似値との相違を導出し(S110)、全ての境界パターンについて散逸エネルギの測定値と、近似関数の近似値との相違を評価し、総和Sが最小になる最適な境界候補を境界として散逸エネルギの急増点に設定する(S112)。そして、境界示す応力振幅を疲労限度として推定する。【選択図】図5
請求項(抜粋):
対象物に対して、大きさを複数段階に異ならせた負荷を複数回繰返し付与する付与部と、 前記付与部で付与された負荷の複数段階の大きさの各々毎に、前記対象物の表面温度の各々を検出する検出部と、 前記検出部で検出された表面温度に基づいて、前記付与部で付与された負荷の複数段階の大きさの各々毎に、散逸エネルギを導出する散逸エネルギ導出部と、 負荷の複数段階の大きさに応じて予め定めた複数の境界候補の各々毎に、前記散逸エネルギ導出部で導出された散逸エネルギを、境界候補に応じた負荷以下の低温グループに属する低温散逸エネルギ群と、前記境界候補に応じた前記負荷を超える高温グループに属する高温散逸エネルギ群とに分類し、前記低温散逸エネルギ群及び前記高温散逸エネルギ群の少なくとも一方の散逸エネルギの変動傾向を導出する変動傾向導出部と、 前記変動傾向導出部により導出された変動傾向から定まる散逸エネルギの値と、前記散逸エネルギ導出部で導出された散逸エネルギの導出値との相違に基づいて、前記複数の境界候補の各々毎の散逸エネルギの変動傾向を評価し、評価結果から定まる境界候補を、前記対象物の疲労限度に対応する負荷を示す境界として推定する推定部と、 を備えた疲労限度推定装置。
IPC (2件):
G01N 3/34 ,  G01J 5/48
FI (2件):
G01N3/34 A ,  G01J5/48 A
Fターム (18件):
2G061AA01 ,  2G061AA02 ,  2G061AB05 ,  2G061CA01 ,  2G061DA12 ,  2G061EA01 ,  2G061EA03 ,  2G061EA07 ,  2G061EA10 ,  2G061EB07 ,  2G061EC02 ,  2G066AA13 ,  2G066AC11 ,  2G066BC04 ,  2G066BC15 ,  2G066CA02 ,  2G066CA11 ,  2G066CA14
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)
引用文献:
出願人引用 (3件)
  • SUS304鋼に対する散逸エネルギー評価による疲労限度予測法の測定条件に関する検討
  • 散逸エネルギ評価に基づくSUS316L鋼 ショットピーニング処理材の疲労限度推定
  • サーモグラフィによる回転曲げ疲労限度の評価
審査官引用 (3件)
  • SUS304鋼に対する散逸エネルギー評価による疲労限度予測法の測定条件に関する検討
  • 散逸エネルギ評価に基づくSUS316L鋼 ショットピーニング処理材の疲労限度推定
  • サーモグラフィによる回転曲げ疲労限度の評価

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