特許
J-GLOBAL ID:202003021408650357

電極材料の製造方法、リン酸リチウムの回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 西澤 和純 ,  佐藤 彰雄 ,  萩原 綾夏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-176202
公開番号(公開出願番号):特開2020-047514
出願日: 2018年09月20日
公開日(公表日): 2020年03月26日
要約:
【課題】製造過程で生成するLiイオンを高純度のLi3PO4として効率的に回収できる電極材料の製造方法を提供する。【解決手段】本発明の電極材料の製造方法はLi3PO4、Fe源、A源及びM源を含む懸濁液を調製する工程Aと、懸濁液を高温高圧条件下で反応させLixFe1-y-zAyMzPO4を含む粗生成物を生成する工程Bと、粗生成物をLixFe1-y-zAyMzPO4を含む主生成物と他の生成物を含む第1の溶液に分離する工程Cと、第1の溶液にpHが10.5〜11.8となるまで第1のアルカリを添加して第2の溶液を得る工程Dと、第2の溶液にLi源とリン酸源を添加して第2の溶液中のLiとPの組成比がモル比で3:1になるように調整し、第2の溶液に第2のアルカリを添加してLi3PO4を生成させる工程Eとを備え、工程Eにて得られたLi3PO4をLi源及びリン酸源として用いて工程A以降を行い再度主生成物を得る。【選択図】なし
請求項(抜粋):
LixFe1-y-zAyMzPO4(但し、AはMn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種、MはMg、Ca、Sr、Ba、Ti、Zn、B、Al、Ga、In、Si、Geおよび希土類元素からなる群から選択される少なくとも1種、0.85≦x≦1.05、0.05≦y≦1.00、0.00≦z≦0.20)で表される電極材料の製造方法であって、 Li源とリン酸源を反応させてなるリン酸リチウムスラリーに、Fe源、A源およびM源を添加して懸濁液を調製する工程Aと、 前記懸濁液を高温高圧条件下にて反応させ、LixFe1-y-zAyMzPO4を含む粗生成物を生成する工程Bと、 前記粗生成物を、LixFe1-y-zAyMzPO4を主成分とする主生成物と、他の生成物を含む第1の溶液とに分離する工程Cと、 前記他の生成物を含む第1の溶液に、pHが10.5以上かつ11.8以下となるまで第1のアルカリを添加し、Fe化合物、A化合物、M化合物およびリン酸化合物を含む不純物を、水酸化物またはリン酸塩として固化させ、その固化物を除去して、第2の溶液を得る工程Dと、 前記第2の溶液にLi源とリン酸源を添加して、前記第2の溶液中のリチウム元素とリン元素の組成比(Li:P)がモル比で3:1になるように調整し、この組成比を調整した第2の溶液に第2のアルカリを添加してリン酸リチウムを生成させる工程Eと、を備え、 前記工程Eにて得られたリン酸リチウムをLi源およびリン酸源として用いて前記工程A以降を行い、再度、前記主生成物を得ることを特徴とする電極材料の製造方法。
IPC (2件):
H01M 4/58 ,  C01B 25/45
FI (2件):
H01M4/58 ,  C01B25/45 Z
Fターム (11件):
5H050AA19 ,  5H050BA17 ,  5H050CA01 ,  5H050CB08 ,  5H050GA02 ,  5H050GA10 ,  5H050GA12 ,  5H050GA14 ,  5H050GA15 ,  5H050HA02 ,  5H050HA10
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (10件)
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