文献

J-GLOBAL ID：202102213892330854   整理番号：21A3181689

光触媒のサブピコ秒電位変化の計測実現

Sub-picosecond-scale electro potential measurement of photocatalysts

著者 (2件)： 紀和利彦 (岡山大 大学院ヘルスシステム統合科学研究科) ,  堺健司 (岡山大 大学院ヘルスシステム統合科学研究科)
資料名： Annual Report of the Okayama Foundation for Science and Technology  (Annual Report of the Okayama Foundation for Science and Technology)
号： 30  ページ： 26-30  発行年： 2021年10月29日 
JST資料番号： F2025A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々のグループでは,光触媒の電気ポテンシャルを計測するテラヘルツ波ケミカル顕微鏡を開発した。この顕微鏡では,サファイア基板上に成長したシリコン薄膜,シリコン酸化膜からなる。このセンシングプレートにフェムト秒レーザーパルスを照射することでテラヘルツ波パルスが発生する。発生するテラヘルツ波パルスの強度は,センシングプレート上の光触媒の電気ポテンシャルに相関があるため,光触媒を励起するためのフェムト秒レーザーパルスを追加することで,光触媒の電気ポテンシャル変化をサブピコ秒時間スケールで観測することが可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *光触媒 ,  *電圧変動 ,  *電気測定 ,  テラヘルツ波 ,  顕微鏡 ,  基板 ,  半導体薄膜 ,  酸化膜 ,  レーザパルス ,  パルスレーザ照射 ,  ピコ秒 ,  規模 ,  光ポンピング ,  酸化チタン ,  原子間力顕微鏡 ,  燃料電池 ,  電極触媒 ,  リチウムイオン電池 ,  *電極電位 ,  電位分布 ,  仕事関数 ,  酸化還元反応 ,  移動 ,  分解反応 ,  輸送現象 ,  キャリア移動 ,  キャリア輸送 ,  サファイア基板 ,  シリコン薄膜 ,  フェムト秒レーザパルス ,  二酸化チタン ,  水分解 ,  *電位測定 ,  化成皮膜
準シソーラス用語： サブピコ秒 ,  化学顕微鏡 ,  光励起 ,  時間スケール ,  *電位計測 ,  電気ポテンシャル

分類 (3件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  顕微鏡法  (BK01040E) ,  電気化学反応  (CB07050F)

引用文献 (3件)：

• T Kiwa, J Kondo, S Oka, I Kawayama, H Yamada, M Tonouchi, K Tsukada, ”Chemical sensing plate with a laser-terahertz monitoring system,” Applied optics 47 (18), 3324-3327, 2008.
• T Kiwa, T Hagiwara, M Shinomiya, K Sakai, K Tsukada, ”Work function shifts of catalytic metals under hydrogen gas visualized by terahertz chemical microscopy,” Optics express 20 (11), 11637-11642, 2012.
• T Kiwa, K Tsukada, M Suzuki, M Tonouchi, S Migitaka, K Yokosawa, ”Laser terahertz emission system to investigate hydrogen gas sensors,” Applied Physics Letters 86 (26), 261102, 2005.

タイトルに関連する用語 (4件)： 光触媒 ,  サブピコ秒 ,  電位 ,  計測