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J-GLOBAL ID：202102223798699867   整理番号：21A0057383

ISAS新観測ロケットの開発計画

Development Plan of Advanced Aero-assisted Reusable Sounding Rocket in ISAS

著者 (13件)： 小林弘明 (宇宙航空研究開発機構) ,  坂本勇樹 (宇宙航空研究開発機構) ,  丸祐介 (宇宙航空研究開発機構) ,  徳留真一郎 (宇宙航空研究開発機構) ,  澤井秀次郎 (宇宙航空研究開発機構) ,  野中聡 (宇宙航空研究開発機構) ,  後藤健 (宇宙航空研究開発機構) ,  加賀亨 (宇宙航空研究開発機構) ,  佐藤英一 (宇宙航空研究開発機構) ,  山城龍馬 (宇宙航空研究開発機構) ,  八木下剛 (宇宙航空研究開発機構) ,  高田仁志 (宇宙航空研究開発機構) ,  角銅洋実 (宇宙航空研究開発機構)
資料名： 宇宙科学技術連合講演会講演集(CD-ROM)  (宇宙科学技術連合講演会(CD-ROM))
巻： 64th  ページ： ROMBUNNO.2H10  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0277B  ISSN： 1884-1945  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,新しい宇宙輸送システムが,極超音速空気に代わって,軽量空気-ブリザーを用いて実現できるかどうかを調べた。エンジンの重量を最小限に抑えるために,ガス発生器を使用してファン/タービンを駆動し,ロケットエンジンと組み合わせたエアターボロケット(ATR)エンジンを採用した。ATRは,約Mach4までの良好なIsp性能を維持するが,Mach2とそれ以上でその推力は急激に低下する。この理由のために,空気ターボの運用は,飛行速度Mach0~2と高度0~13kmの範囲に制限される。再利用可能な探査ロケットの飛行解析を行ない,ATRによる再使用可能ロケットエンジンの置換を研究した。空気ターボの重量ペナルティにもかかわらず,ATR置換はペイロード能力を著しく増加させることを示した。ペイロード能力改善に加えて,垂直離着陸による本質的に所有する着陸失敗のリスクは減少するであろう。この研究の結果に基づいて,ISASはATRエンジンを搭載した空力支援の再利用可能な観測ロケットを考案し,大学や企業と協力して飛行体の形状の設計とエンジンの設計および製造を開始した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *観測ロケット ,  *ロケット ,  ロケットエンジン ,  ペイロード ,  垂直 ,  着陸 ,  *再利用ロケット ,  ターボファンエンジン ,  内燃機関 ,  熱機関
準シソーラス用語： ターボファン

分類 (1件)： ロケット・ミサイル  (QK07000R)

引用文献 (6件)：

• 徳留真一郎、野中聡、丸祐介、ISAS 宇宙輸送系の中長期戦略、第63回宇宙科学技術連合講演会、2019
• 小林 弘明, 田口 秀之, 小島 孝之, 佐藤 哲也, 極超音速エンジンの研究開発動向, 日本ガスタービン学会誌 Vol.43 No.3, p196-201, 2015
• 小林弘明、徳留真一郎、澤井秀次郎、丸祐介、坂本勇樹、佐藤哲也、軌道間輸送ネットワークのシステム検討、 第63回宇宙科学技術連合講演会、2019
• 斉藤巧真、大山聖、小林弘明、丸祐介、大気アシスト型観測ロケットエンジンファンの多目的設計最適化、日本機械学会、2019
• 丸祐介、佐藤哲也、小林弘明、徳留真一郎、野中聡、澤井 秀次郎、再使用型宇宙輸送システムにおける大気アシスト飛行の実証研究、第2回観測ロケットシンポジウム、2019

タイトルに関連する用語 (3件)： 観測ロケット ,  開発 ,  計画