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J-GLOBAL ID:202102229515188518   整理番号:21A0083827

Aspergillus fumigatus由来のポリミコウイルスAfuPmV-1Mの表現型と分子生物学的解析:マウス感染モデルにおける真菌病原性の低下【JST・京大機械翻訳】

Phenotypic and Molecular Biological Analysis of Polymycovirus AfuPmV-1M From Aspergillus fumigatus: Reduced Fungal Virulence in a Mouse Infection Model
著者 (15件):
資料名:
巻: 11  ページ: 607795  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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糸状菌病原体Aspergillus fumigatusは,ヒトにおける侵襲性真菌感染の最も一般的な原因物質の1つである。感染は驚くほど高い死亡率と関連する。本研究では,AfuPmV-1Mと名付けられたマイコウイルスがマウス感染モデルにおけるA.fumigatusの病原性を減少できるかどうかを調べた。AfuPmV-1Mは,A.fumigatus,Af293のゲノム参照株から以前に単離されたカプシドのない4セグメント二本鎖RNA(dsRNA)ウイルスであるAfuPmV-1と高い配列類似性を有する。しかし,分離株は,AfuPmV-1で報告されていないオープンリーディングフレーム5(ORF5)と呼ばれる付加的5番目のdsRNAセグメントを有することを見出した。次に,ウイルス感染およびウイルスフリーA.fumigatus株の同質遺伝子系統を確立した。マイコウイルス感染は真菌表現型に明らかな影響を及ぼし,ウイルス感染株は,ウイルスフリー株のこれらの特徴と比較して,菌糸量を減少させ,分生子数を減少させた。また,感染株の静止分生子は肺上皮細胞への接着の減少を示し,マクロファージ食作用に対する耐性を低下させた。免疫抑制マウス感染モデルにおいて,ウイルス感染株はウイルスフリー株による死亡率と比較して死亡率低下を示した。RNA配列決定と高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析は,ウイルスがグリオトキシン合成の遺伝子発現と菌糸段階でのその産生を抑制することを示した。逆に,ウイルスはフマギリンの遺伝子発現と生合成を増強した。ウイルスRNA発現は,分生子成熟,分生子発芽および菌糸段階の間に増強された。ウイルスのRNAまたは翻訳産物は胞子形成および毒素合成を含む真菌表現型に影響すると推測した。真菌毒性の減衰に関与するマイコウイルス遺伝子を同定するために,各ウイルスORFはウイルスフリーKU株で異所性に発現した。著者らは,ORF2とORF5の発現がマウスモデルにおける真菌毒性を減少させることを見出した。さらに,ORF3は培養における宿主A.fumigatusのストレス耐性に影響した。著者らは,それぞれのウイルス遺伝子が協同的に働き,真菌宿主の病原性を抑制すると仮定した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ウイルスの形態学,分類学  ,  微生物感染の生理と病原性 
引用文献 (47件):

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