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J-GLOBAL ID:202102255634094875   整理番号:21A0328229

酵素反応とビーズミルを用いた湿式粉砕による食素材への適用を目指したタケからのセルロースナノファイバー製造

Cellulose nanofiber production from bamboo by enzymatic pretreatment for wet milling process using bead mill aiming at application to food materials
著者 (11件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 341-348  発行年: 2020年12月 
JST資料番号: F0976B  ISSN: 0916-4405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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タケ資源から,食素材への適用を目指したセルロースナノファイバーを製造する技術開発を行った。ソーダ蒸解法によって調製したタケパルプをアスペルギルス由来の酵素製剤で前処理することによって,続くビーズミルでの解繊を円滑に行うことが可能となった。解繊に用いるジルコニアビーズの直径と粉砕容器内での速度および処理時間は,得られるセルロースナノファイバースラリーの特性に影響を与えた。ナノ化の進行程度は粒度分布分析によって把握し,透過型電子顕微鏡観察で確認した。得られたセルロースナノファイバー懸濁液の形態観察,粒度分布分析,フィルム強度および摩擦特性から,タケ由来セルロースナノファイバーを製造する方法として,食品添加物として認められたアスペルギルス由来酵素製剤を使用したパルプの前処理と,直径1mmのジルコニアビーズを用いたナノ化処理を採用することとした。得られたタケセルロースナノファイバーのマウスを用いた急性経口毒性試験では,致死量の中央値(LD50)が2,000mg/kgよりも高いことを確認した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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木材化学  ,  食品添加剤 
引用文献 (18件):
  • Bouwmeester, H., Brandhoff, P., Marvin, H. J. P., Weigel, S. and Peters, R. J. B. (2014) State of the safety assessment and current use of nanomaterials in food and food production. Trend Food Sci. Technol., 40, 200-210.
  • EFSA Scientific Committee (2011) Scientific opinion on guidance on the risk assessment of the application of nanoscience and nanotechnologies in the food and feed chain. EFSA Journal, 9:2140, 36pp.
  • Future Markets (2019) Nanocellulose investment and pricing guide. Future Market Inc., 53-195.
  • 林 徳子 (2012) 酵素加水分解を用いたセルロースナノファイバーの生産法. 日本ゴム協会誌, 85, 394-399.
  • 林 徳子・下川 知子・渋谷 源・野尻 昌信・真柄 謙吾・池田 努・戸川 英二・久保 智史 (2015) 環境にやさしいセルロースナノファイバー製造技術-叩き潰さずにほぐします-. 森林総合研究所平成27年版研究成果選集, 34-35pp.
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