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J-GLOBAL ID:202102259037968852   整理番号:21A0132946

移植・直播圃場が混在する大規模経営体におけるイネいもち病の発生様相および葉面濡れセンサーを用いた感染好適条件推定の適合性の検討

Investigation of Rice Blast Occurrence in Transplanting and Direct Seeding Fields of a Large-scale Farm and Evaluation of Estimation Methods of Favorable Meteorological Conditions for Leaf Blast Infection Using the Leaf-Wetness Sensor
著者 (6件):
資料名:
号: 71  ページ: 21-31  発行年: 2020年12月15日 
JST資料番号: F0809A  ISSN: 0368-623X  CODEN: KNBKAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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移植栽培および湛水直播栽培の水田圃場が混在する秋田県の大規模経営体において,2017,2018年の2カ年,イネいもち病の発生様相調査および各種手法で判定した葉いもち感染好適条件の適合性検討を行った.その結果,従来のBLASTAMや1kmメッシュ気象情報に基づくBLASTAMでは感染好適条件の「見逃し」が生じたが,圃場畦畔に設置した市販の葉面濡れセンサーで計測した濡れ時間データを用いたBLASTAM判定では,「見逃し」を生じることなく感染好適条件を判定でき,本センサーの利用により,葉いもち予察の高精度化を図れることが示唆された.なお本経営体ではいずれの圃場もいもち病の初期防除が行われていたが,調査を行った範囲では,移植圃場に比べ直播圃場で葉いもち発生が早期から認められる傾向があった.また一経営体の中においても,場所によって濡れ時間の差異による感染好適条件の生じやすさの違いが生じうることが示された.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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菌類による植物病害  ,  植物の病虫害防除一般  ,  稲作 
引用文献 (22件):
  • 1) 林 孝・越水幸男(1988)葉いもち発生予察のコンピュータプログラム(BLASTAM)の開発.東北農試験報 78:123-138.
  • 2) 菅 広和・久保田真衣(2016)水稲鉄コーティング種子湛水直播栽培における葉いもちの発生と防除効果に関する調査事例.北日本病虫研報 67:212(講要).
  • 3) 菅 広和・冨永朋之(2015)水稲品種「ひとめぼれ」における薬剤茎葉散布による穂いもち防除効果.北日本病虫研報 66(別号):S1-S6.
  • 4) 加藤 肇(1997)植物防疫講座(第3版)病害編(稲葉忠興ほか編),日本植物防疫協会,東京,pp. 111-128.
  • 5) 小林 隆・菅野洋光・神田英司・南野謙一・Prima, O.D.A.(2010)Googleマップによる気象予測データを用いた東北地方の水稲気象被害軽減システムの開発.植物防疫 12:794-800.
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