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J-GLOBAL ID:202102261680834418   整理番号:21A0099329

METTL1仲介m7Gメチル化はヒト幹細胞の多能性を維持し,中胚葉分化と血管発生を制限する【JST・京大機械翻訳】

METTL1-mediated m 7 G methylation maintains pluripotency in human stem cells and limits mesoderm differentiation and vascular development
著者 (6件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 1-15  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7397A  ISSN: 1757-6512  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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7-メチルグアノシン(m7G)はtRNAとrRNA内のヌクレオシドにおける最も保存された修飾の一つである。それは,mRNA輸出,スプライシングおよび翻訳の調節において必須の役割を果たす。最近の研究は,mRNA翻訳を調節する能力を通して,マウス胚性幹細胞(mESC)の自己再生におけるMETTL1媒介m7GtRNAメチロームの重要性を強調した。しかしながら,METTL1がヒト誘導多能性幹細胞(hiPSC)の多能性と分化を調節する正確な機構は不明のままである。本研究では,in vivoおよびin vitroでのhiPSC自己再生および分化の調節におけるMETTL1の機能および根底にある分子機構を評価した。METTL1ノックダウン(KD)hiPSCを確立することにより,遺伝子発現プロファイリングをRNA配列決定とそれに続く経路分析により行った。抗m7G北西アッセイを用いてtRNAとmRNAにおけるm7G修飾を同定した。ポリソームプロファイリングを用いて,主要な多能性転写因子の翻訳効率を評価した。さらに,METTL1-KDhiPSCのin vitroおよびin vivo分化能を胚様体(EB)形成および奇形腫形成アッセイで評価した。METTL1サイレンシングはhiPSCにおける全体的m7Gプロファイルの変化をもたらし,幹細胞マーカー遺伝子の翻訳効率を低下させた。METTL1-KD hiPSCは,より遅い細胞周期で多能性低下を示した。さらに,METTL1サイレンシングはhiPSCのEBへの分化を促進し,中胚葉関連遺伝子の発現を促進する。同様に,METTL1ノックダウンは,ヌードマウスで細胞増殖と血管新生を促進することにより,in vivoで奇形腫形成と中胚葉分化を増強する。著者らの知見は,hiPSCの多能性と分化の調節におけるMETTL1媒介m7G修飾の重要な役割,ならびに血管発生と血管疾患の治療における潜在的役割への新たな洞察を提供する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生と分化  ,  細胞・組織培養法  ,  細胞生理一般 
引用文献 (49件):

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