文献

J-GLOBAL ID：202102265351956094   整理番号：21A0185725

2相系オルガノソルブ処理による木質・草本系バイオマスの成分分離とリグニンの高度利用

Separation of Woody and Herbaceous Biomass via Biphasic Organosolv Treatment and the Advanced Utilization of Lignin

著者 (11件)： 吉川琢也 (北海道大学大学院工学研究院) ,  川又勇来 (北海道大学大学院工学研究院) ,  小山啓人 (北海道大学大学院工学研究院) ,  小山啓人 (出光興産(株)次世代技術研究所) ,  石丸裕也 (北海道大学大学院工学研究院) ,  麓恵里 (産業技術総合研究所 エネルギープロセス研究部門) ,  佐藤信也 (産業技術総合研究所 エネルギープロセス研究部門) ,  藤墳大裕 (東京工業大学 物質理工学院) ,  中坂佑太 (北海道大学大学院工学研究院) ,  多湖輝興 (東京工業大学 物質理工学院) ,  増田隆夫 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 日本エネルギー学会機関誌  (Enermix)
巻： 99  号： 6  ページ： 681-688(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F1934A  ISSN： 2432-3586  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リグニンは,賦存量が豊富な天然のフェノール性ポリマーであり,その化学構造を活かした高度利用が望まれている。本稿では,著者らが開発した木質・草本系バイオマスの全量利用プロセスの中で,成分分離技術とリグニン利用法を中心に紹介すると共に,ハイドロカーボノミクスをリグニンに適用した際の期待について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *バイオマス ,  木質バイオマス ,  草本 ,  *リグニン ,  *分離 ,  処理 ,  水 ,  脂肪族アルコール ,  *可溶化 ,  分子量 ,  ヤナギ属 ,  ヘミセルロース ,  分子構造 ,  GC-MS分析 ,  熱分解クロマトグラフィー ,  ゲル浸透クロマトグラフィー ,  陽子磁気共鳴 ,  炭素13NMR ,  *接触分解 ,  酸化鉄 ,  *添加物効果 ,  *ポリカーボネート ,  *難燃性 ,  ZSM-5 ,  *アルコール ,  *芳香族化合物 ,  触媒 ,  フェノール類 ,  アルカン ,  脂肪酸 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： オルガノソルブ処理 ,  混合触媒 ,  植物バイオマス ,  中質リグニン ,  軟質リグニン ,  分画分子量 ,  芳香族アルコール

著者キーワード (2件)： オルガノソルブ処理 ,  リグニン利用

分類 (6件)： 抽出  (CC01040H) ,  質量分析  (CC03013N) ,  その他の物理分析  (CC03014E) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  添加剤・配合薬品・副資材一般  (YH05010N) ,  木材化学  (FF05040V)

物質索引 (4件)： フェノール ,  ブタノール ,  ヘキサン ,  酢酸エチル

引用文献 (22件)：

• 1) Kajitani, S. et al., Method for Manufacturing Lignin Degradation Product, WO2014/142289 (2014.9.18)
• 2) Yoshikawa, T. et al., Fuel Process. Technol., 108, 69-75 (2013)
• 3) Hansen, C. M. (Ed.), Hansen Solubility Parameters Auser’s Handbook, Second Ed., Taylor & Francus Group, LLC, (2007)
• 4) Tirtowidjojo, S. et al., Holzforschung, 42, 177-183 (1988)
• 5) Zhao, X. et al., BioEnergy Research, 6, 436-447 (2013)

タイトルに関連する用語 (5件)： 2相系 ,  木質 ,  草本 ,  バイオマス ,  リグニン